早川 聡志 2015.04.14
桜も満開を過ぎ、本格的な春がやって来ました。
と、思いきや、冬に逆戻りした様な日が続き、
先日は、4月だと言うのに大山が雪化粧しておりました。
先日、海老名で建替え工事をさせて頂くI様邸にて、
『遷座祭』に参加させて頂きました。『せんざさい』と読みます。
工事などにともない、ご神体に仮の場所へご移動して頂く神事です。
工事中、神様に仮住まいして頂く感じです。
今回は、鬼門を守るお稲荷さんに仮の場所へご移動して頂きました。
偉そうに説明しておりますが…
20年近く、現場監督をしておりますが、私自身、初めての経験です。
とても珍しい儀祭なので、ご紹介させて頂きたいと思います。
その日は、天気予報では、雨の予報となっておりましたが、
何とか、雨に降られる事無く、進める事が出来ました。
前回ブログでの、雨男の汚名は返上です。
儀式を始める前に、お稲荷さんに移動して頂く場所を作ります。
ただ、ブロックにベニヤが置いてあるだけに見えますが、
ちゃんと水平器で、水平を確認しました。
そして、お稲荷さんの前に祭壇を作れば準備完了です。
いよいよ『遷座祭』の始まりです。
・祝詞奏上(のりとそうじょう)
・お祓い
・玉串奉奠(たまぐしほうてん)
・切麻(きりぬさ)
・散米(さんまい)
などは、地鎮祭と同じ流れでした。
お稲荷さんの移動先のお清めも無事に終わり、
その後、神主さんがご神体をお社から取り出し、
みんなで、お社を持ち上げ、移動が完了しました。
神主さんが、ご神体をお社に戻し、『遷座祭』が無事に終わりました。
工事完成後には、お稲荷さんに新たな鬼門へ戻って頂く
『鎮座祭』という儀祭が行われます。
また、特別な経験をさせて頂けそうで、今から楽しみです。
早川
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