fbpx

新築・注文住宅・リフォーム・リノベーションは

湘南・神奈川・横浜の優建築工房

新築・リフォームは湘南・神奈川・横浜の優建築工房 優しい暮らし

スタッフブログ

平野 聡史 2015.12.08

あの有名建築のような おうち

こんにちは、設計の平野です。
寒くなりましたねー
いつのまにか、自宅に地植えしている
ブルーベリーの木(高さ2.6mほど)が、
いい感じに紅葉していました。

ブルーベリーの紅葉
ブルーベリーの紅葉

なかなか良い風情!
もうすぐ落葉してしまうと思うと、よりそのきれいな姿が貴いものに
感じられるというか、、あっ、なんかカッコつけた言い方してますねっ!
とにかく、落葉樹が見せる自然の姿は魅力的です。
理由は、それが自然だからでしょう。
話は変わりまして、
先日、幼稚園年少の次女が
「幼稚園でおうちつくったー」
と言うので、
「どれどれ、見せてみなさい」
と私。
「せんせいとつくったのー」
と、テーブルの上にそれを置きました。

・・・それを見て私は目を見開きました。

おうち 全景
おうち-全景
!!この大胆なキャンティーレバー(持ち出し)は、あの有名建築を彷彿とさせます。
そう、まるでフランクロイド ライト設計の「落水荘」のようではあーりませんか!?

これです↓
落水荘外観
落水荘外観

決してやらせではないです!
信じてください! 私は製作に絡んでいませんよ!

おうち 上空から
おうち-上空から
この「おうち」は、スキップフロアのような3層構造になっており、
1層目にダイニング・キッチン、2層目にお風呂、3層目が寝室
となっているようです。
おうち キッチン側
おうち キッチン側
ストローがキッチンの水栓金具とのこと。
おうち 浴室
おうち-浴室
3層目の下に隠れている丸いものが浴槽。
寝室と浴室の床には、
優しい感触の「プチプチ」が採用されています。
なんて住い手思いな仕上げ・・・

どこまでが娘のアイデアで、どこまでが幼稚園の先生のアイデアか
正直わかりませんが、その構成のクオリティーに感心してしまいました。
これは将来もしかすると、もしかするかもしれませんよ!!
・・・親バカはこれくらいにして、、、

1936年、アメリカに建てられた落水荘について少し。

私は学生時代から建築学科で建築を学んでいたわけではなく、
(大学は土木科でした)
建築史を熱心に勉強したこともない人間ですが、
好きな住宅建築家の方の書籍でも紹介されていたり、
レゴブロックにもなっているほど有名な住宅ですので、
当然知っていましたが、その魅力について
そこまで興味を持っていなかったというのが正直なところ!

ですが先日、設計塾に参加した建築家の堀部氏も
強く影響を受けた建築のひとつとしてこの「落水荘」を紹介され、
実際にその空間を体感したお話を聞く事ができました。

滝を眺める住宅をオーダーした施主のカウフマンさんの要望に対し、
滝と一体になった家を設計したライト・・・
滝の上の岩盤を指差して、「そこがフロアレベルだ!」と叫んだとか。
実際に、居間にある暖炉の前にはその岩がそのまま剥きだしに
なっているそうです。

滝の上に建っているというダイナミックな配置と、
百貨店のオーナーというお金持ちの家ということで、
私は勝手に壮大なスケールをイメージしていたのですが、
実は非常にヒューマンなスケールで出来ているらしいのです。

落水荘 リビング
落水荘リビング

手を伸ばせば届いてしまう天井高さ2.2mほどの居間。
グッと高さを抑えた空間にワイドな窓を開け放ち、
自然と外部に視線・意識がいくように意図されていたようです。
そして窓際には造り付けのソファ。
ひっそりと水の音・気配が感じられるこじんまりとした玄関・・・など
写真だけでは分からなかった、その場に身を置かないとわからない良さ・・・
五感で感じた素晴らしさというものを堀部氏が語られていました。

私もいつか実際に体感し、おのれの血肉としたい!!
そう思わずにはいられませんでした。
いつになるか分かりませんが・・・

そんなことを考えていたところに、
その落水荘を思わせる、次女作「おうち」の発表。
なんてタイミングだ!と
ビックリしたのでついネタにさせてもらいました。

それでは、また次回!

平野

CATEGORY

カテゴリー

PAST BLOG

旧ブログはこちら

ARCHIVE

アーカイブ
優建築工房の季刊誌
page top

page top

page top