平野 聡史 2016.03.01
こんにちは、設計の平野です。
もう3月です! 寒さも少し和いできた感があります。
借景させて頂いている、お隣の椿が開花していたのでパチリ。
椿ってまだ寒い この時期に開花するんですね。
春の足音が聞こえてきたように感じました。
話は変わりますが、皆さま晩酌はされますか?
↑こちらは最近 大ハマりしてしまった一本。
ブレンデッドのスコッチ・ウイスキー 「TEACHER’S」(ティーチャーズ)。
これが安くておいしい!1,000円前後で買えてしまうのですが、
スコッチ特有の少しスモーキーな味わいが楽しめ、
ハイボール良し、ロックでも良し、普段飲みにできるお手頃な
スコッチ・ウィスキーとして充分なクオリティー。
一日の終わりに一杯やらずにはいられないオトーちゃんの強い味方。
これか バランタインの「FINEST」は スコッチ入門にオススメです。
ところでご存知でしょうか、
ウイスキーはモルトやグレーンを原料として発酵、蒸留して
つくられるお酒で、はじめは無色透明なんです。
つくられた後、木の樽の中で長い年月をかけて熟成させることで
きれいな琥珀色と豊かな香り・味わいになっていきます。
とても神秘的だと思います。
樽に使われるのは、主に「オーク(楢)材」
ひとことで「オーク材」といっても様々な種類があり、
海外では「ホワイトオーク」、日本では「ミズナラ」を使って
ウイスキーの樽をつくっているようです。
私たち家づくりの世界でも馴染みの深い「オーク材」。
特に床材として採用することが多いです。
↑こちらは昨年末に2階LDKと1階水周りを中心に改装させて頂いたN様邸。
この勾配天井の空間は既存からあったカタチで、窓も既存のものです。
内装仕上げや灯りの計画、キッチン交換や造り付け家具で、
機能性と雰囲気を良くしていくリフォームでした。
この床材は「オーク材」の無垢フローリングで、一枚一枚 節や色味、
木目の表情が違う「ラスティックグレード」というものです。
木目と色の濃淡により、ちょっとワイルドな雰囲気が加味され、
全体のバランスが取れたと思います。
(グレードにより、色味の違いや節が少なくスッキリとしたオークもあります)
壁は珪藻土と腰下にシナベニヤのホワイト塗装を。
(愛犬が珪藻土をガリガリするのを防ぐため)
造作家具は「タモ材」でつくりました。
カウンター収納の引き出し下の空間は、愛犬のためのスペース。
↑「オークの床に合うと思いますよ」と言って新しいキッチンのカラーに、
きれいなグリーン(トクラス製) を強くプッシュしてしまいましたが、
やはり! 合っていると思います!!
↑ロフトへ上がるハシゴ。
もともとこの場所に立て掛けられていたものですが、
他に行き場もなくココに留まることに。
ハシゴが珪藻土の壁を傷つけない様にするために
ウェスタン レッドシダーの羽目板を部分的に張って
アクセントにしました。
桧やパイン・杉などの針葉樹は足ざわりが柔らかくいい素材です。
が、深い木目がカッコよく、適度な硬さがあり傷つきにくい、
そしておいしいウイスキー造りに欠かせない(これは余計か・・・)
オーク材。
是非 床材の候補のひとつに入れてみてはいかがでしょうか?
それではまた!
平野
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