平 良介 2016.07.19
こんにちは。工事部の平です。皆様、暑い日が続いていますね。
水分をこまめに取り、熱中症に注意しないといけないですね。
先日、当社で行っています建物の外装完了検査を受けました。
足場が設置されている状態で、屋根からバルコニー、外壁等をチェックして、
不具合がないかを技術責任者と現場監督が検査をしていくものです。
今回は、その住宅の外装の項目のひとつである、
バルコニーに施工するFRP防水について調べてみました。
FRPとは「Fiberglass Reinforced Plastics 繊維強化プラスチック」の略称で、
プラスチックにガラス繊維を混ぜて強化したものです。
FRP防水は、このFRPの技術を応用した塗膜防水で、
塗装で使用されるようなローラーを使って施工します。
あらかじめ作られたものを組み合わせるのではなく、
現場で形に合わせてプラスチック樹脂を塗り重ねて成形する為、
継ぎ目ない防水層が出来る為、優れた防水性能を発揮します。
施工手順は、
① プライマーを塗ります。
プライマーは、防水層と下地とをなじみよく密着させるために使います。
② FRP防水を2層施工します。
③ トップコートを塗ります。
トップコートは、防水層を紫外線から守る役割があります。
というように進めていきます。
また、トップコートを上から塗ったとしても、
経年劣化してひび割れてきてしまいます。
そのままにしていると、防水層(FRP防水)もひび割れ、
そこから雨水が浸透してくることもあります。
トップコートは5年に一回。
FRP防水は、10年に一回再施工をおすすめしています。
この機会に自分の家も確認してみると、ひび割れがありましたので、
トップコートの塗り直しを考えようと思います。
今回はFRP防水についてでしたが、
これからも興味を持った事を調べて、
早くお客様の大切な建物を安心して
任せていただける監督を目指して、
頑張っていきます。
平
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