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スタッフブログ

平野 聡史 2016.09.05

ウッドデッキ・ウッドフェンス

こんにちは設計の平野です。
お盆を過ぎてから、あっという間に9月になった気がします。
まだまだ暑いですが、気がつけば蝉の声も少なくなり、
今年の夏も終わりか…という一抹の寂しさを感じる今日この頃。

長かったようで短かった夏休み。
自宅では、友人を呼んでウッドデッキでのバーベキューを楽しみました。
暑さが落ち着く夕方5時前くらいから始めて、
ビールを飲みながら肉や野菜を一通りたいらげた頃には
陽が沈み暗くなってくるので、外壁に付けた灯り一灯と、
防災用も兼ねて購入したコールマンのLEDランタンの
オレンジ色の灯りで、その場をボンヤリと照らし、
夏の夜風に当たりながら、まったりとした時間を過ごしていた時、
「あ~ウッドデッキあって良かったなぁ」としみじみ思うのでした。
(その頃には、アルコールはウイスキーに変わっています(笑))

たとえ敷地に余裕がなくとも、建物の大きさを極力削ってでも、
デッキと植栽のスペースは造るだけの価値があります。
デッキは、奥行き1.8m取ることができれば
充分バーベキューなど楽しめる豊かな場になります。

さて、そんなウッドデッキですが、
当社で使用する材は「イペ」にすることがほとんどです。
イペは南米産の非常に密度が高く硬い木で、
いわゆるハードウッドと呼ばれる屋外で使用される木材のなかでも
トップクラスの耐久性と安定性のある樹種です。

特別な防腐処理や塗装をしなくても、数十年経っても
まず朽ちることはないのではないのでは?という信頼感。
土足でも傷なんて気にせずガンガン歩けます。
それだけにネックは価格の高さ。
ここ数年の間でも材料の価格は高騰してきています。

使用用途は、デッキという床面使いだけでなく、
ウッドフェンスとしても採用しています。
バルコニーの手摺にイペを張って
外観のアクセントにすることは常套手段ですし、
通りや隣地との境に目隠しとしてフェンス使いにも用います。

外構工事におけるイペの材料費は大きいです。
代わりになる材なんかないの~?ということで、
外構やさんの話を聞きながら探していましたが、
ハードウッドの括りでいくと、
仕上がりの良さや安全性・耐久性、
それに見合うコストを考えると結局イペに辿りついてしまう…
うーん、、まずはデッキで床材として使うことより
耐久性や傷つきにくさのハードルが低い
ウッドフェンスに使える材から考えてみようか…
ということで辿り着いたのがこちらの「エステックウッド」。

エステックウッド
2016.9.16esutekkuウッド

仙台発、国産の杉を窒素加熱処理してする
(腐れや虫食いの原因となるものを極限まで無くしてしまう)ことにより、
薬剤に頼らず耐久性があり防虫・寸法安定性に優れた材です。
杉の木目が活かされているし、なにより国産というところが良い。
木材のトレーサビリティが取れるし、
伐採から製材にかかる輸送コスト
(輸送にかかる燃料や、排出するCO2という面)が
輸入材よりもはるかに低く済む、
ということは環境に優しいということ!
しかも材料の単価はイペの半分ほど。

採用実例です。
一年半ほど前にお引き渡しをした秦野市A様邸。
お引き渡し時期に、急遽ご主人の1年間の海外出張が
決まったりした関係で、まだ手付かずであったお庭の植栽等の
ご用命を頂き、改めてお伺いさせて頂いた際の様子です。

A様邸
2016.9.5Atei1 2016.9.5Atei2

2016.9.5Atei3

完成時
kanseiji

バルコニー手摺の板はイペ。外構のフェンスがエステックウッドです。
イペは完成当時より色が抜けましたが均一でカチッとキレイな印象。
一方エステックウッドは、ところどころ色ムラがありますが、
もちろん腐れ等はなく、味わいのあるグレーになっていました。
個人的には完成当時より味が出て良い感じだと思いました!

お庭は雑草が生い茂り原っぱのような趣にも感じられて、
それはそれで良いなぁ、なんて思ったりしましたが、
これからウッドフェンスの後ろや玄関脇に落葉樹を
中心とした植栽を植え、砂利で小径をつくるなど、
よりプライベート感を高めた素敵なお庭に改造する計画です!!

今回ご紹介させて頂いたエステックウッド、
こちらも積極的にご提案させて頂きたいと思っています。

それではまた!

平野

 

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