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スタッフブログ

安藤 るみ子 2016.09.05

タイルのススメ

こんにちは。
あっという間に9月。
朝晩は暑さも少しだけ和らいできたように感じます。

タイトルのタイル。
このところ、タイル工事の立会いを続けてさせて頂き、
あらためてタイルっていいなあと思い、
ご紹介させていただきたいと思います。

横浜市のA様では、
キッチンの壁と洗面化粧台の壁にて
タイルを施工させていただきました。

キッチンは白で、フラット対面式です。

キッチンはリビング側との拡がりを持たせるため吊戸は設けず、
天井は途切れることなく一体で繋がっています。

キッチンのガス近辺には不燃の仕上げ材を
使用しなくてはならないので、
大抵はキッチンパネルかタイルの選択肢になります。

A様ではリビング側からも常に見える位置でしたので、
キッチンパネルでは味気なくなってしまうだろうと、
タイルをおススメさせていただきました。

採用したのは聖和セラミックスというメーカーの「ランドマーク」。

20160904landmark

大きさは3種類。
一番大きいサイズでも5cm角と少し小さめです。
ただ、色が 13色と豊富。絵の具で塗ったような
やわらかな色合いです。

A様はご夫婦揃ってグリーンがお好みで、
このグリーンを採用してくださいました。

色の名前は「green tea」。可愛い名前です。

20160904greentea

化粧台の壁では、化粧台はメーカー品で、
この商品はミラーとの間が何もないため
( オプションでミラーを貼ることもできるようですが)、
では、タイルにしましょう!ということになりました。

無機質になりがちなメーカーさんの化粧台
(それがよかったりするのですが)。

タイルは白をベースにベージュのタイルを
ランダムに散りばめて張りましょう!
ということになりました。

あれ?

ランダムに、、、散りばめる?

簡単に言ってしまいましたが、やるとなると意外と難しく。

本来は図面で検討しお客様にOKを頂かねば、、
なのですが、正面と両側面の三面になるので、
2次元の図面では良いのか悪いのか判断がつきません。

施工前日まで不安になりA様にお電話でご相談を。

頭を悩ませている私にA様は、
「大丈夫です。もう安藤さんのセンスにお任せします!」
と。

コーディネーター冥利につきます。
期待に応えなければ!ありがとうございます!

施工当日、タイル屋さんと相談しながら、
こうかな?どうかな?と試行錯誤しながら、、、。

白のタイル表面には紙が貼ってあるので分かりづらいですが、
規則性をもたせてしまってはランダムになりません。
どう崩すか、その崩したものでバランス悪くならないか、、、

お客様が毎日朝顔を洗うたびにみるところです。
失敗はできません!

20160904test

床上で試作完成。うん!
後はプロのタイル屋さんに微調整お願いします!

20160904mozaic

目地入れる前の貼り上がり。

貼り上がりまで見ていない私に、A様がその夜、
「感動」という言葉と共に撮って送って下さった写真です。
ありがとうございます。

きっとタイル屋さんが最終バランスとって
貼って下さったのだと思います。

うちのタイル屋さん(季刊誌NO.9でも紹介されています)
本当に施工が美しく惚れ惚れします。

まだ施工中のA様。

養生が取れて、全体の仕上がりが楽しみです。
引き続き宜しくお願いします。

続いて、伊勢原市のU様。
配置換えなしのキッチン交換で、
壁にはやはりタイルを
おススメさせていただきました。

キッチンは吊戸のある、対面キッチン。
少しだけリビング側と繋がっているだけですので、
ここは全体のバランスというより、
お好みのものを思い切って選びましょう!
としました。

リクエストとしては大きめで、
絵柄が入ったものもいいかな?と。

検討の結果、
名古屋モザイクの輸入タイルで、
大きさは15cm角。

スペイン産でベースのタイルの表面は
波打つウェーブがあり、光の当たり方が美しいです。

絵柄は手描きのタッチ。
一枚一枚絵柄が違うのです。

これをどの位置にどの高さで。

これが悩ましいところです。

U様も実物大で印刷して検討してくださったり、
楽しい作業でした。

20160904espana1

20160904espana2

絵柄は下方か上方かで悩みましたが、
キッチンに立った時にふと視線を
持ち上げた時の高さで大正解でした。

囲われた対面キッチンですが、
ふとダイニング側からキッチン側を見ると、
タイルのお気に入りの絵柄が視界に入るのです。

日々の暮らしの中で、
ふとしたところにお気に入りがあると、
なんだか嬉しくなりますよね。

お掃除の面から、キッチンパネルを
ご希望されるかたも多いですが、
表情豊かなタイルは
毎日のキッチンを楽しくしてくれます。

貼り方も色々あり、
目地をそろえる場合を芋目地、
目地を互い違いにずらして貼る方法を
馬目地といいます。

20160904uma1 20160904uma2

↑ これが馬目地。

タイルは平田タイルのウェイバー。
写真は2枚とも、以前施工させていただいたお宅のキッチンです。

艶消しの表面でこちらも柔らかな印象ですし、
昼と夜とで表情が変わります。

20160904stone
↑ 石の風合いのタイルを貼った事例です。

石の感じを出すために限りなく細い目地に、、、
という要望にタイル屋さんが頑張ってくださいました。

我が家のキッチンの10年目のタイル。
20160904home1

今は製造されていないタイルですが、
表面がやわらかなウェーブがあり
表情豊かで気に入っています。
朝と夜で表情が全然違うのです。

掃除をサボった時期があり、
少し目地はうす汚れてきていますが、
それでも毎日キッチンに立つ身としては
目の前がお気に入りのタイルだと楽しくなります。
全く飽きません!

なるべく毎晩最後にキッチンの拭き掃除を
心がけていますが、最近は拭き掃除に
セスキソーダを使うと嬉しいくらいに汚れが落ち、
お気に入りです。

長く付き合っていく素材ですから、
ぜひ飽きずに長く愛着のもてるものを選んでいきたいです。

安藤

 

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