平 良介 2016.09.05
こんにちは。工事部の平です。
9月に入りましたが、じめじめと暑い日が続いていますね。
湿気もまだまだ多い時期、我が家でも
一部のコーキングにカビが生えていたので、やり替えました。
カビ対策としては、換気が有効になります。
ということで今回は、換気について調べてみました。
まず、建物には換気計画というものがあります。
換気の方式には、4種類ありまして、
第一種換気:同時給排型(強制給気 ⇒ 強制排気)
給気も排気も機械(電気)を回して換気をしています。
第二種換気:加圧排気型(強制給気 ⇒ 自然排気)
給気に機械(電気)を使って行い、
多くなった空気が排気口から出ていく計
第三種換気:減圧排気型(自然給気 ⇒ 強制排気)
排気に機械(電気)を使って行い、
少なくなった空気を給気口から取り込んでいく計画
上記の三種類は給気や排気、または、
その両方に機械(電気)を使うタイプの換気です。
それと違い、
第四種換気:自然換気型(自然給気 ⇒ 自然給気)
給気も排気も機械(電気)を使わない計画
この第四種換気は、自然の風の流れや
温かい空気が上に行く性質を利用して
換気を行っています。
この性質を利用した住宅の換気の例として、
棟から換気を行う方式があります。
温められた空気が、一番高いところである棟から
空気が抜ける為、効率よく換気が出来ます。
また当社では環境配慮型設計として、
自然の力を利用し、欄間などで
風が流れるように設計を行っています。
以前、先輩の現場に欄間を使ってリビングからホール、
玄関へ風が抜ける計画をしている家がありました。
機械(電気)を使わずに風が通り抜け、
とても快適で環境に優しいエコな設計をしていました。
今回、換気を調べて、ある一部のことだけではなく、
住まい全体の空気の流れを考えることが大切だと分かりました。
考えてみると、我が家のカビていたところは、
窓は良く開けていたのですが、すぐ近くに換気扇があり、
窓から入った空気がすぐに換気扇から排気されて
部屋の空気はうまく入れ替わっていませんでした。
これからは換気扇を回し、新鮮な空気を入れる為に
どこの窓を開けるか、空気の流れを考えていこうと思います。
これからも興味を持った事を調べて、
早くお客様の大切な建物を安心して
任せていただける監督を目指して、
頑張っていきます。
平
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