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スタッフブログ

平野 聡史 2016.12.19

秦野市・新築物件のご紹介

こんにちは設計の平野です。
先週末 12月17日・18日は、秦野市にて
新築完成見学会を開催いたしました。

ご参加いただきましたお客様、ご来場いただき、ありがとうございました。
そして、完成したばかりのお家を見学会会場としてご提供頂きました、
施主のE様のご協力に感謝いたします。
おかげさまでご参加いただきましたお客様に、弊社の建物について
よりご興味を抱いていただけました。

今回は、その完成物件、「素朴に住まう優しい手ざわりの家」
をご紹介をさせて頂きます。

30代前半のご夫婦と、まだ小さな男の子ふたりの4人のお住まいです。

125㎡ (約37坪)の敷地に、
1階 48.0㎡(約14.5坪)2階 31.9㎡(約9.6坪)
延床 79.9㎡ (約24.1坪)

プランニング/友坂、設計/平野、コーディネーター/上田、現場監督/早川
が担当いたしました。

お家の仕上げ・仕様などについては、
お打ち合わせをしていく中でE様から頂いた、
家に求めるイメージの言葉
「日常の生活感を隠しすぎない、素朴で少し和を感じる家」。
を軸としてご提案、決定していきました。

なるべくシンプルに、収納の扉なども最小限にして、
コストを落とすところは落し、
長期的なメンテナンスが関わる外壁にはコストをかける。
といったメリハリを付け、トータルでコストパフォーマンスの
高い住宅になったと思います。

hrn20161219gaikan

外壁は、シラス(堆積した火砕流)を原料とした
「そとん壁」の掻き落とし仕上げ。
100%自然素材の塗り壁材です。

塗り壁なのでサイディング材のように継ぎ目はなく、
素材そのものの防水性能が高いので
表面の塗装が必要ありません。

紫外線や風雨による退色・劣化がおきにくいため
将来的なメンテナンスにかかる費用が抑えらることと、
ざっくりとした素朴な質感が、家づくりのイメージに
ピッタリきたため、ご提案させて頂きました。

初期投資としては、
通常のモルタル+リシン吹付け仕上げよりも
ざっくり1.5倍ほどの費用がかかります。

悩まれたと思いますが、他の部分で削るなど
やりくりして頂き、採用となりました。

玄関ホールは最小限の面積のため、
狭さを感じさせないように正面にFIXガラスで
抜けを造りました。

玄関ホール
hrn20161219hall

右は0.75坪弱のシューズクローク、
左がLDKの入り口の引き戸です。

LDKに入ったところ。

リビング吹き抜け
hrn20161219livinghukinuke

南側道路で日当たりは抜群に良いです。

キッチンを見る
hrn20161219kitchenwomiru

太陽の高さが一番低いこの時期は、かなり奥まで直射が入ります。
床に張った無垢の杉フロアも相まって暖かさを感じました。
逆にまだ窓装飾がないので、日射のコントラストが強すぎるくらい・・・
窓装飾は施主様ご自身で手配されますが、障子戸もアリでしたね。

で、その日差しですが吹き抜けの上にも大きな窓があるので、
夏は暑いのではー!!?と思われるかもしれませんが、
そこは折り込み済みです!

計画段階の様子は、2016年6月21日のブログをご覧下さい。
ちょうど夏至でしたが、今回のブログはほぼ冬至!
なんということでしょう!

で、実際に建物が出来上がりましたので、
見ないわけにはいきません。
ドキドキしながらsun seekerを起動。。

sunseekerによる日射予測
hirano20161219sun

上の緑の曲線が 3月20日(春分)の太陽の予測ラインですので、
そのあたりに屋根の軒先が見えます。
暑い時期は太陽がもっと上の軌道になりますので、
屋根の軒の出により遮られ、
高窓からは直射は入らないであろうことが予測できました。

あとは実際にお住まいになられてどうか?
これが一番大切なことですので、
一年過ごして頂いてからのご感想が
楽しみでもあり、コワくもあります・・・

どうか快適にお住まいになれますように!

キッチン側から見る。
hrn20161219kitchenkara1

hrn20161219kitchenkara2

hrn20161219pantorikara

2列型に配置したキッチンのカウンターや、シンプルなTVボードは、
杉材の三層パネル(Jパネル)を使用して造作しました。

カウンターとTVボードのふたつでパネルの規格寸法(3×6板)で、
なるべく無駄が出ない寸法を考えながら設計しました。

このJパネルの感じが素朴な雰囲気出しに一役買ってくれました。

キッチンの奥に見える、和紙を貼った扉の向こうは、
床を一段下げた四畳半の和室です。

hrn20161219washitsukara

吹き抜けの天井高さは2階の床レベルから1,400と低めに抑えました。
2階の子供部屋と主寝室にそれぞれ開閉式の室内窓
通称「こんにちは窓」でつながります。

室内窓
hrn20161219shitunaimado

2階は子供部屋と主寝室、トイレと手洗いコーナー、
廊下を兼ねたクローゼット。
1階の和室の上が、ルーフバルコニーという構成です。

手洗いとトイレ
hrn20161219tearaiwc

ウォークスルークローゼット
hrn20161219wtc

子供室とバルコニー
hrn20161219kodomoshitsu

夕暮れ時になり、外から見てみました。

夕暮れ時
hrn20161219yuugure

夕暮れの玄関
hrn20161219yugenkan

優しげな灯りに感じられ、ホッとした瞬間でした。

以上、
この度の新築完成見学会開催物件のご紹介をさせて頂きました。
E様、改めて感謝申し上げます。

平野

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