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スタッフブログ

大坂 崇徳 2017.05.08

外装改修工事(詳細なチェックと補修の例)

5月も2週目に入りました。ゴールデンウイークも終わり、
世の中もお休みモードから平常運転に戻った感じでしょうか?
皆さんはどんな連休を過ごされましたか?

今週は、連休中はひたすら2人の息子と遊ぶことに
集中した大坂が書かせていただきます。

この1週間では、私共も5日間のお休みをいただいたのですが、
連休前に木工事完了検査が1件、完工検査が4件ありました。

この4件の完工検査は、すべて屋根や外壁の塗替えなどの
外装改修工事を含む工事内容でした。

以前にも書きましたが、
おかげさまで私共も社歴が15年を超えました。
すると、10年以上前にリフォームをさせていただいた
お客様からのご依頼で、特に外装のメンテナンスを
伴う改修工事を行うことがとても増えました。

お客様からは、自分では判断できないから、
私共で診断をして改修が必要ならお願いしたい、
と相談されることがほとんどです。

確かに、屋根や外壁の上の方はなかなか見えませんし、
劣化の状態を一般の方々が判断するのはとても難しいですよね。

さらに、それをどのように直すのが良いか、
となるとほとんど業者にお任せとなってしまいます。

そこで、今回は実例の写真をお見せしながら、
外装改修工事での注意点などをご紹介したいと思います。

屋根や外壁の劣化の判断には、指先などでこすってみて、
白く粉状のものが付くかどうかが簡単な目安となります。

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これは「チョーキング(白亜化)」といわれる状態で、
表面の塗膜が劣化して起こる現象です。

見た目では、色がどんどん薄くなって
下地が透けて見えるような印象になったり、
逆に汚れや藻、苔などが生えて、
暗く濁って見える場合もあります。

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この事例では、屋根材の表面の塗膜がかなり劣化しており、
よく見ると壁との接点周りには苔が生えています。

2017.5.8yanesenjyoumaeappu

樋で見えない軒先には、苔がびっしりと生えていました。

2017.5.8yanesenjyoumaenokis

外壁も、パッと見はきれいなのですが、よく見ると
要所に微細なひび割れが入っています。

2017.5.8gaiheki

この程度のひび割れ(ヘアークラックといいます)なら、
適した下塗り剤をしっかりと施工すれば、クラックも埋まり、
塗装の仕上がりに問題はありません。

ですが別の事例では、もっと大きなひび割れがあり、
漏水の心配もあったので、

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割れ部分にシーリングを施してから下塗りを行い、
仕上げの塗装を塗り重ねました。

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どんな工事でも下地処理はとても重要な工程なのですが、
外装改修工事の場合には、その前に行う洗浄もとても大切です。

これが不十分ですと、せっかくの下地処理も仕上げ塗装も意味が無く、
十分な性能が発揮できません。

先ほどの屋根の事例でも、しっかりと高圧洗浄を施すだけで、
このくらいきれいになります。

2017.5.8yanesenjyougo

2017.5.8yanesenjyougonokisa

ここまできれいになれば、
下地処理も仕上げ塗装もちゃんと性能通りの
仕上がりと耐久性を発揮してくれると思います。

しかし、時には、劣化が激しく、下地を
補修するだけではダメな場合もあります。

特に、漏水の可能性が高い場合には、
別な処理をご提案いたします。

この事例では、屋根の先端部(破風といいます)の劣化が激しく、
ここが最も水上であることから雨水の浸入が考えられたので、

2017.5.8hafu

板金で覆うことをご提案しました。

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外装改修工事に関する大切な事項は、
まだまだたくさんあるのですが、
今回はここまでにいたします。

屋根や外壁は、言うまでもなく
雨風から内部空間を守るシェルターの
役割を担っています。

見た目のきれいさだけでなく、
家の耐久性や性能そのものにも影響する、
大切な部位ですので、
定期的な診断と適切な改修工事は不可欠です。

そして、それを実践する、信頼できる
施工業者の存在も不可欠だと思います。

私共が多くのお客様のそれになれるよう、
これからも努めていきたいと思います。

大坂

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