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スタッフブログ

友坂 俊行 2017.06.05

限りある空間の2世帯移行

皆様こんにちは!
6月に入ると装いが急に変わります。。
こうも日差しが強いと車内の熱気は常夏と同じ…
敏感肌の私はこんがり焼けが進行してくる季節です。。。

さて今回は、つい先週お引渡しをした
築23年のリノベーション事例をご紹介します。

お母様一人暮らしの実家に娘さん一家が同居する計画。

町田市の中心部に位置する為、
面積制限が厳しく増築が厳しい敷地条件です。

限られたスペースのなか、
賑やかになる5人の家族構成となる為
水廻りや玄関は共同使用が前提となります。

建物は元々面白い作りでガレージの上が中二階となっており、
勾配天井も備わった間取りはとても魅力的に感じました。

以前の過ごし方を娘さんに聞くと、そこが常に居場所であったとの事。

家族の中心となる場所は自ずと決まりました。

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1階と2階の間、
つまり親世帯と子世帯のつなぎ的役割りの中二階。
その12帖たる空間に対面キッチンと収納、
リビングを加えた空間ができるのか。

それぞれの日常的な動きを重ねながら調整をしていきます。

2017.06kagiri03

ここでのキーワードは「座」の暮らし方。

新生活を考えるときテーブルとソファをどのように配置するかが
議論となりがちですが、会話を掘り下げてみると「座」の様式は
意外と身体に刻まれているのに気付きます。

という私も以前はソファが背もたれになり、
テーブルは荷物置きになったことから
生活スタイルを変えることに馴染めなかった一人です。

同じ状況の方は思い切って家具を処分してみては?
晴れやかな気分になりますよ。

という会話をすると、
家族の意見は分かれることなく座の選択に。

床座りは居場所が自由であり、家具も少なくなる為
比較的省スペースでの提案ができます。

2017.06kagiri04

そうして完成した物件がこちら。

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座卓は以前のテーブルの脚をカットしたもの。
思い出も継続致します。

階段はリビング内に取り込むセンター方式へ。
自然と生まれる会話とともに、広さを演出する大事な仕掛けです。

2017.06kagiri08

勾配天井を利用したロフトも新設。
子供部屋から入れる為、お孫さんは大喜び!
その場から離れませんでした。。。

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今ある空間を工夫しながら居場所を求めていく。
リノベーションだからこそできる発想は
建築の可能性をより深めてくれます。

友坂

 

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