fbpx

新築・注文住宅・リフォーム・リノベーションは

湘南・神奈川・横浜の優建築工房

新築・リフォームは湘南・神奈川・横浜の優建築工房 優しい暮らし

スタッフブログ

平野 聡史 2017.07.24

ほどよい距離感

こんにちは、設計の平野です。
いつのまにか梅雨が明け、
夏本番に突入していました。

夏は日が長く、
海や川・山などアウトドアで遊ぶのが
本当に楽しい季節ですが、
急激な天候の変化による
災害もよく聞きますので、
充分気を付けて楽しみたいですね。

子どもたちは夏休みに入り、
ワクワクすることばかりだと思いますが、
幼稚園~小学生くらいの
お子さまがいるご家庭は、
一日中元気がありあまる
子どもたちの相手をすることになり、
または、フルタイムで共働きの場合は
預け先の問題があったり、
なかなか大変そうです。

リフォーム・新築をご検討の方は、
子育て真っ只中のご家庭も多いと思います。

家事をしながらも、
こどもに目が届くようになっている場所、
子どもと向き合って一緒に過ごす場所、
少し距離をおいて気配を感じながらも
自分の時間を過ごす場所・・・

住まいのつくり方の工夫によって、
少しでもストレスを減らせたり、
日々の何気ない暮らしのなかで
ちょっとした幸せを感じられたり、
家で過ごす時間が良いものになるように
お手伝いできれば幸いです。

さて、

先日完工検査を行った
リフォーム物件の一部をご紹介。

30代前半の
ご夫婦と小さな姉妹4人ご家族の
改装工事です。

元々、キッチンと居間スペースは、
玄関から続く寒いホールで
分断されている間取りでした。

その寒さの解消と、
広がり感と収納力のあるLDKに
造りかえる計画が中心となり、
防音を兼ねた内窓設置や
外部のメンテナンスを含めた
工事内容となりました。

プランのミソとなっていた、
スタディコーナーとリビングを仕切る壁
(壁掛けTV用の壁でもある)
のサイズ感に気を使いました。

壁は天井まで届かさず、
当初は高さ2,000、巾≒2,300のプランでしたが、

より、つながり感を出すために
2,000から1,800 → 最終的に1,500まで下げようか、
ということに。

平面図・展開図だけではイメージしづらいので
スケッチを描きながら検討しました。

hrn17.7.23skkabeippai

うーん、ちょっと存在感ありすぎ。

次!

幅を≒300縮めた

hrn17.7.23skhabasema

壁の幅を少し縮めました。
右の柱は既存の構造で外せない柱。

壁と柱がそれぞれ独立していて、
なんだか今ひとつな雰囲気。

次!!

横につなげようか

hrn17.7.23skkettei

仕切り壁のてっぺんの笠木を
右の柱まで伸ばして強度確保。

間に棚を一枚はさんだら、
ちょっとした飾り棚にもなって
良いんじゃないでしょうか!?

よし、まとまりそう!

ということで、
シンプルな造作TVボードも付け加えたりして、
お施主さまとのお打合せにてご提案。
めでたく採用となりました。

実際に完成した様子はこちら。

hrn17.7.23livingkara

空間を仕切りすぎず、
かつ落着きのある、
ちょうど良いバランスでは!?

hrn17.7.23study

壁の裏手はスタディスペース。

程よい距離感でお子さまも集中できそうな
スペースになったと思います。

この位置からではテレビが見れないのも、
お勉強するには良いのでは(笑)

右に見えるのは表しになった既存の筋違いです。
入れ替えずに黒く塗りつぶしました。

hrn17.7.23ksyoumen

基本的には座の生活ですが、
キッチンの前で朝食が取れるように
カウンターを造作。

既存の柱は、前述の筋違いと同じ要領で
黒く塗りつぶし。

黒いペンダントライトや、
グレーのタイルの組み合わせにより、
ちょっと「オトコマエ」な
雰囲気に仕上がりました。

hrn17.7.23kitchenkara

キッチンに立って見たところ。

壁の端を開口したことで、リビングに目が届きやすく
気配を感じやすくなっています。

これが柱まで壁で塞がっていたら、
リビングとの一体感は大分印象が違ったものに
なっていたと思います。

ちょっとしたことですが、
こういうことが日々の暮らしの中で、
自然と役に立ってくれたら嬉しいです。

施主のS様はセンス良く、
収納の仕方も非常に上手な方ですので、
素敵に住みこなして頂けるに違いありません。

住み心地のご感想を伺えることを楽しみにしています^^

S様、今後とも末永いお付き合いの程、
宜しくお願い致します。

平野

CATEGORY

カテゴリー

PAST BLOG

旧ブログはこちら

ARCHIVE

アーカイブ
優建築工房の季刊誌
page top

page top

page top