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スタッフブログ

大坂 崇徳 2017.10.09

名建築を体感する ~憧れの建築家宮脇壇~

お彼岸も過ぎて、気がつけばもう10月です。
すっかり秋の陽気で、朝晩は少し肌寒い日が
続いていますが、皆さんは風邪など
ひいていませんか?

今週は、寒いのは苦手ですが、
薪ストーブに火を入れるのが待ち遠しい
大坂が書かせていただきます。

この1週間では、
解体完了検査が2件、
木造軸組検査が2件、
完工検査が1軒ありました。

そして、少し前のことになりますが、
住宅遺産トラストが主催した、
建築家の宮脇檀さん設計の
中山邸という住宅の見学会に
参加してきました。

宮脇檀さんは、
私の尊敬する建築家のひとりで、
実は宮脇さんの著書との出会いが、
私が建築を志すきっかけのひとつでした。

宮脇さんの代表作でもある
中山邸を実際に体感する機会を得られ、
学生時代から穴のあくほど作品集を
見入っていたのを想い出しました。

写真でしか見たことがなかった建築を、
実際に体感するのは少し不思議な、
しかしとても刺激的な経験です。

作品集の表紙が中山邸の居間です。

2017.10.9livinghon

2017.10.9livinghon

見学会で似たようなアングルの写真を撮っていました。
(とてもたくさんのご参加者がおりましたので、
写真に人が入っていますが、お許しください)

2017.10.9living

外観の写真も、作品集では

2017.10.9gaikanhon

私が撮ったのは

2017.10.9gaikan

居間の一角には宮脇さんデザインの
暖炉が設えられています。

2017.10.9danrohon

2017.10.9danro

住まいの中心に火を置く。という、基本的な
コンセプトが宮脇さんにはあるそうです。

確かに、暖炉が印象的な作品が
たくさんあります。

私は、そんな宮脇さんにあこがれて、
自邸に薪ストーブを採用しました。

また、中山邸の寝室には、有名な出窓かあります。

2017.10.9demadohon

2017.10.9demado

この出窓は、上部がガラスになっていて
柔らかな明かりが落ち、両側面には
通気のための扉がついています。

外の写真も作品集にあり、

2017.10.9demadosotohon

無意識のうちに同じアングルで
写真を撮っていました。

2017.10.9demadosoto

作品集の印象が残っていたのですね。

実際に体感して、
改めてその空間の質の高さと、
設計のキメ細やかさ、住まい手への配慮、
各所の寸法のバランスの美しさと
ディテールへのこだわり等々、
語りつくせないほどの魅力的な住宅でした。

今でも、そのままで住み続けることが
出来るような印象でしたが、
竣工から34年経ち、残念ながら
解体することになったそうです。

他の参加者の人たちと、
「なんとか保存することは出来ないのかなぁ」と
名残惜しく話していましたが、
この名建築を目と体に刻み込んで、
宮脇さんの住宅建築への思いを
少しでも継承していきたいと、
秘かに思っています。

少し、
ノスタルジックになってしまって、
失礼しました。

大坂

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