fbpx

新築・注文住宅・リフォーム・リノベーションは

湘南・神奈川・横浜の優建築工房

新築・リフォームは湘南・神奈川・横浜の優建築工房 優しい暮らし

スタッフブログ

平野 聡史 2017.11.13

行けばわかるさ ~藤沢・横浜の新築物件にて

こんにちは、平野です。
先月が雨続きだったので、晴れの日が続くと嬉しく感じますね。

hrn2017.11.12tsuwabuki

季節を感じるツワブキの花。
なんだか元気をもらえる黄色です。

こちらは3年ほど前に全面的に改装を
行ったツーバイフォー造のお宅で、
外構・植栽工事の際に植えたもの。

アプローチに敷いた大谷石が時を経て
いい感じに馴染んできていました。

玄関
hrn2017.11.12approach

米杉の羽目板を使った造作の木製玄関戸も、
良い雰囲気を出してきました。

時が経つほどに味わいを増すのが自然素材。
改めて良いな~と実感した晩秋の日。

そんな自然素材とは真反対の存在なのが
家電製品とも言えますが、
12・3年間は使っていたであろう、
家のオーブンレンジがついにウンともスンとも
(チンとも)いわなくなってしまいました。

炊飯器に残ったご飯は冷凍してお弁当用にチン♪
朝食はパン党なので毎朝のトーストでチン♪
していたため、
レンジ無しでは生活に支障をきたします。

急遽、近所の家電屋さんに走ることになりました。

レンジ
hrn2017.11.12renji

そして役目を終えたレンジ君(National製)。
とりあえず玄関の土間に置いてパシャリ。
毎日触れている家電には、
思った以上に愛着が湧くものですね、
子どもたちと一緒に「今までありがとう!」
とお礼を言い、なぜか目頭が熱くなってしまいました・・・

それはきっと、この家電を通して、
一瞬でも家族の歴史を振り返る
ことになった感慨深さと、
「食」という私たちが生きていく上で
必要不可欠な行為を支えてくれたモノだった
ことへの感謝の気持ち、
その感情がないまぜになったからでしょう。

・・・たかだか電子レンジが壊れた話で、
熱くなってしまいました~

適切な処分に出すまでは
シューズクローク内で待機です。
こんな時にも、包容力のある
シューズクロークは役に立ちますよ!

さて、現在、担当させて頂いている
新築物件が何件か工事進行中です。

同時期に着工~完成の物件もあり、
大工工事が終盤に入ろうかというところで、
現場監理に向かいました。

進行中の現場を確認するのは、
非常に楽しみなことであり、
同時に緊張感もあります。

それは、キチンと図面通りに出来ているか?
ということが心配なのではなく、
(そこは自社の現場監督がしっかりと管理しているので!)
空間を図面上や頭の中でイメージし、
良いと思う事をご提案してきているつもりですが、
実際どうなのか!?
行けばわかるさ!!
ということで、答えは現場にあるからです。

では、その様子を2件。

横浜と藤沢の新築物件です。

どちらも、平面の間取りとしては「L字型」の家です。
「L」の長い側が LDKになり、
短い側は、「リビングに隣接させた和室(床高さはフラット)」
になるという間取りは共通点なのですが、
空間の使い方は全く違います。

まず、横浜旭区の物件。

横浜LDK~和室
hrn2017.11.12hteildk

LDKを見る。写真右奥が和室。


横浜LDK ~
キッチン側を見る
hrn2017.11.12hteikmiru

ダイニングスペース上部は
大きく吹き抜けにして開放的で明るい空間に。
吹抜け南側(写真右上)は、
スノコ状のキャットウォークを造作します。

一般部分(吹抜け以外)の天井高さ2,300に設定し、
DKの掃出し窓は高さ2,000。

対して和室の掃出しは窓は、
少し落ち着きを出したく1,800に下げました。
まだ途中段階ですが、良いバランスに
なりそうな実感を得ることが出来ました!

一方、藤沢の物件。

藤沢LDK~和室
2017.11.12mtei

横浜の一枚目写真と同じ向きですが、角度が和室多めです。
こちらは、「対面キッチンのカウンターが堀座卓として
食卓のテーブルになるように」というご要望を中心に置き、
周辺の高さ関係を計画していきました。

キッチンは、一般の床よりも≒550下がった
土間キッチンになります。

キッチン~LDK断面図
2017.11.12horizatakudanmen


藤沢LDK~
キッチン側を見る
hrn2017.11.12mteikmiru

大きく床が下がり、食卓に着く人も床に座する高さになるため、
その上の天井を下げて造り、その空間を使って間接照明を
仕込む計画としました。

一般部分の天井高さは 2,200。

下げた天井は、キッチンに立った時には2,400位になりますが、
一般部分の床からは1,800くらいの高さになります。

圧迫感が出ないように、下げた天井いっぱいの位置に横長窓を設けて、
視線が外に抜けるようにしました。

2カ所ある掃出し窓も、天井いっぱいまでの開口にしています。

そこには引き込みの障子が納まる予定。

抑えた天井高による落ち着き感・こもり感が心地よく、
天井いっぱいまでの開口による外からの光の入り方や、
視線が外へスッと通る気持ちの良さみたいなものが、
上手くバランスが取れそうに感じました!

 

 

このように、平面は似ていても、
天井の高さや窓の取り方により印象は大きく異なります。
どちらが良い・悪いというものではなく、
住み手が何を求めるのか??
それに応えるためのやり方を考える。
大きな責任を感じつつ、楽しみも感じさせて頂いています。

今回は以上です!
それではまた。

 

平野

CATEGORY

カテゴリー

PAST BLOG

旧ブログはこちら

ARCHIVE

アーカイブ
優建築工房の季刊誌
page top

page top

page top