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スタッフブログ

友坂 俊行 2018.10.01

設計からの品質管理 ~横浜の団地リノベーション~

みなさまこんにちは。
今年は台風のあたり年のようで、
各地に甚大な被害をもたらしております。
ブログを書いている今日も夜は直撃の様子。
現場監督も日曜日返上で動き周っておりました。
感謝です!

さて今回は築40年を超えるマンションの事例。
鉄筋コンクリート造の中でも壁工法という基本的な構造です。

以前、井出のブログにて工事の様子をご紹介させて頂きました。

2018.09 hinshitu(1) 2018.09 hinshitu(2)

壁工法とは現状の間仕切りが殆どとれない作り方で、
室内の凹凸が少ない印象ながら、間取り変更が難しい面があります。

とても制約がある中での計画となりました。

ご依頼を頂いた直後の現地調査に関しては、
ミリ単位での寸法や給排水接続位置などの把握は困難であり、
ご契約を頂いた後、部分的に撤去しながら丹念に調べていきます。

2018.09 hinshitu(3) 2018.09 hinshitu(4) 2018.09 hinshitu(5)

今回は中古物件を購入しての未入居状態だったため、
詳細確認できた事が計画を確実にする大きな要因でした。

特に給排水の水廻り事項に関しては
工事が始まってからの理解となれば、
計画性に疑問を持つこととなります。

工期や予算にも直結する為、確実に突き止めないとなりません。

2018.09 hinshitu(6) 2018.09 hinshitu(7) 2018.09 hinshitu(8)

工事責任者や現場監督はもちろんの事、
図面作成者やインテリアコーディネーターも含めて
大人数で既存確認をする事は、一見動きが悪くとも
外せない項目です。

設計はギリギリの寸法を追求する性分。
施工する側はクリアランスを持ちたい性格がある為、
社内の折衝の際に「お互い一緒に見た」という事実が
とても意味を持つのです。

品質とは計画の正確性が根底にあり、
職人に気持ちよく作業していただく事で生まれます。

上手い下手の結果論ではない、日々の一歩一歩の積み重ねなのです。

2018.09 hinshitu(9) 2018.09 hinshitu(10)

このきっちりとした建具やタイルの水平垂直は、
結果的に得られたものではなく、各々の確実な
仕事の成果であり数ヶ月前の調査が生きたと考えます。

何気なく綺麗に仕上げていく。
実は一番難しい事。

読みづらい下地調整の見積りも
工事中に変更することなく進められました。
設計冥利に尽きますね!

友坂

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