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スタッフブログ

平 良介 2019.03.18

仮設階段

こんにちは。工事部の平です。

だんだん温かいと思う日が多くなってきましたね。

担当現場の窓から見える梅の花も綺麗に咲いていて、

春の訪れを感じています。

 

 

さて、今回は先日行ったマンションの共用部に設置した

仮設階段について、お伝えしようと思います。

まず、どうしてマンションの共用部に

仮設階段を設置にすることになったかというと、

私共がそのマンションでリフォーム工事を行った時に、

近隣への配慮や、養生・設営のやり方などを

管理組合の方が評価してくださり、

共用部の工事もお願いしたいとのご依頼を頂きました。

 

この仮設階段の目的は、

マンションの入口付近にあるタイル仕上げの

既存階段の蹴上寸法(一段の高さ)が高いので、

高齢者の為に改善をしたい。

ただし、本格的にタイル仕上げの階段を造る前に

簡易的な方法で緩やかな階段を造り、

その使い心地を試すため、ということでした。

 

共用部の既存階段の写真です。

一段一段の高さがあり、踏み面(階段一段分の奥行)も狭い印象です。

 

 

仮設階段の造り方は、

既存の階段にかぶさるように木材で下地を組み、

段数を一段増やし、蹴上を低く、踏み面も広くします。

 

 

 

あとで取り外すことを考え、

木材とタイルに接着剤を使わず、ビスで固定しました。

そのタイルにも影響が少ないように、目地を狙って留めています。

安全面も考えて、しっかりと固定されるように、

ビスの本数を通常よりも多くし、ビスのねじ込み深さもきちんと確保しました。

 

木材で組み上げた階段の写真です。

 

 

 

 

木材で下地を造り終えたら、次は踏み面に長尺シートを張ります。

段鼻(階段の踏み面の角部分)には、

滑り止めの凹凸がついた階段用のシートを使い、

滑りにくくする配慮もしました。

 

完成した写真です。

 

 

 

 

その後、仮設階段に合わせて、壁の手摺りを延長する工事も行いました。

 

 

あくまでも仮に、簡易に、

しかし安全性は確保するというご要望にお応えするため、

側面の木材が見えているようなシンプルな造作ですが、

ご高齢の方々に使って頂き、少しでも昇り降りが

楽になればと思います。

 

今後もきちんとした対応を心掛け、

お客様にもご近隣の方々にも安心して工事を

お任せいただけるよう精進していきます。

 

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