fbpx

新築・注文住宅・リフォーム・リノベーションは

湘南・神奈川・横浜の優建築工房

新築・リフォームは湘南・神奈川・横浜の優建築工房 優しい暮らし

スタッフブログ

上田 幾美 2019.08.05

こっそりご提案2 ~八王子マンション全面改装~

こんにちは。設計の上田です。

急に夏らしい陽気となってきた八月。

次週からは待ち遠しいお盆休み、という方も多いのではないのでしょうか。

お盆休み前は、ゴールデンウィーク、年末年始と並ぶ、

完成物件お引渡しの弊社のピーク時期でもあります。

 

わたしも例に漏れず。

今週はお引渡し予定がいくつか控えており、

昨日はそのうちのひとつである物件の完成お披露目会でした。

場所は八王子。

新たにご購入した中古マンションの全面改装工事です。

 

玄関をあけると目に飛び込んでくる、

天地丈の造作建具と桧無垢の床材。

硬質な印象の外部から一転して、

あたたかい雰囲気が広がります。

 

 

 

広々としたLDKをぬけて。

 

 

 

こちらもまた、広々とした幅160㎝もある洗面台。

細部までこだわった造作家具です。

 

 

 

 

 

キッチンは、プロも使用する業務用のオールステンレス製。

バックセット収納も造作家具で製作しました。

 

 

 

壁面は矢筈文様のタイル貼りです。

 

 

さりげなく感じる和の雰囲気。

この矢筈(やはず)文様はその名の通り、

矢の末端の弓の弦を受ける部分に似ていることからついた名称。

モチーフとなっている矢は

一度射れば戻ってこないことから、

婚礼の際の縁起物としても用いられている

縁起の良いモチーフだそうです。

 

実は!

M様邸にはこちら以外にも日本の伝統文様がこっそり隠れています。

お打合せ中に奥様がこぎん刺し(青森県津軽地方の伝統的な刺繍)

をなさっていることが分かり、取り入れたのがこちら。

 

 

 

麻の葉文様。

麻は生命力が強く、手を掛けなくても

まっすぐに大きく育つことから、成長の象徴に。

祈りをこめて赤ちゃんや子どもの着物にも多用されたそうです。

 

そしてこの麻の葉文様の内障子の奥にある和室にも。

 

 

市松文様の天井です。

米松突板を互い違いに配置し木目で模様を作っています。

上下左右にどこまでも途切れることなく繋がっていく市松文様も、

子孫繁栄など縁起の良い文様として扱われています。

 

こうした目には見えない想いや

ご一緒に選定をしたお打合せの時間も、

ご新居への愛情のひとつの要素となれば嬉しく思います。

 

ご新居での使用に向けて、

こぎん刺しでクッションカバーを製作中との奥様。

リビングには、お母様からお譲り頂いた

水屋ダンスも配置なさるご予定です。

古き良きものと、その良さを引き継ぎながらも新しいもの。

暮らしが落ち着きましたら、是非お邪魔させてください。

楽しみにしております。

 

M様、ありがとうございました。

今後共よろしくお願い致します。

CATEGORY

カテゴリー

PAST BLOG

旧ブログはこちら

ARCHIVE

アーカイブ
優建築工房の季刊誌
page top

page top

page top