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スタッフブログ

邊土学丈 2019.09.23

座学は疲れます ~フルハーネス特別教育~

ようやく秋の気配を感じられる時期になり、

毎年季節の変わり目に娘の喘息が顔を出し始め、大丈夫~?

と心配だけはしている辺土がブログの担当を致します。

 

9月20日(金)に協力業者さんにお集まり頂いて、

「フルハーネス型墜落制止用器具 特別教育」を行いました。

 

 

講師の方にお越し頂き、弊社社員を含め約40名で講習を行いました。

 

 

「胴ベルト型墜落制止用器具:ネットより引用」

 

 

「フルハーネス型墜落制止用器具:ネットより引用」

 

旧来使われてきた安全帯と呼ばれる「胴ベルト型墜落制止用器具」から、

肩から背負う形で使用する「フルハーネス型墜落制止用器具」を使用する

ことの義務化(条件により推奨)に伴いこの講習会を開催致しました。

 

なぜ胴ベルト型からフルハーネス型に移行しなければ

いけないのかと疑問を持って講習会を受けておりました。

が、すぐに理解できました。

 

要するに胴ベルト型では安全を確保できないからです。

 

例えばある作業員さんが胴ベルトをしっかり巻いて、

高所作業中に落下しました。

しかし足場にフックを掛けていたので、

墜落せず空中にぶら下がって状態になり助かりました。

その後引き上げられるまで30分ほどぶら下がったままになりました。

その方は内臓圧迫や低酸素脳症などにより亡くなられたそうです。

胴回りに集中荷重が掛り、体がくの字になってしまった事が

要因となったそうです。

 

上記は一つの例ですが、

より安全で空中にぶら下がって体の一か所に

集中荷重が掛らない方法をということもあり、

フルハーネス型に移行することになったようです。

その他、色々要因はあると思いますが。

 

なかなか慣れないと取付ける事もうまくいかず。。。

 

(写真は平さんです)

着け終えてもなんだかしっくり来ず。。。

 

(同じく平さん)

 

作業性を含めて慣れるまで、時間が掛る事は

間違いないなと感じました。

 

今回のような話が上がると、少なからず否定的なご意見

(面倒だとか、邪魔だなど)は出ることが多いですが、

協力業者の皆さんは、そういう意見を出すよりも、

どう使うと使いやすいか、サイズをどうしよう、など、

前向きに検討してくれていて、

表現がおかしいかもしれませんが嬉しかったです。

慣れない座学でしたが、お疲れ様でした。

費用面の愚痴はこぼれていても私の耳には聞こえません。

 

安全に対する法令、政令が改正するということは

何かしらの不都合があり、

大概は誰かが亡くなってしまっているのだと思います。

その方々の命を無駄にせず、

安全第一で工事を進めなければいけないと

改めて思いました。

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