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スタッフブログ

安藤 るみ子 2020.01.06

日常の暮らしを慈しめる住まい

2020始まりましたね。

令和最初のお正月、皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか。

私は年末はバタバタ、年始はのんびりとほぼおうちで過ごしました。

なんとも贅沢な時間です。

一年の終わり、慌ただしい中でも、

一つ一つおうちの汚れを落としながら、

一年を振り返り、無事過ごせたことに感謝するこの時間、

とても尊い時間ですね。

 

年末、ほんの少し自分のご褒美に贅沢をしました。

冬枯れの景色と空気、美食を求めて友人と山梨旅へ。

八ヶ岳が見え、南アルプスが見え、空気が澄み、

冬ならではの美しい景色。

心洗われる景色ばかりで、総決算的ご褒美でした。

 

美食を求めて向かったのは、

以前から訪れたかった北杜市にある「素透撫(ストウヴ)」さん。

地元の季節の素材にこだわり、

その素材をしっかり感じられる丁寧な一皿ひとさら。

無添加は当たり前、電磁調理器やシリコンカップなども

使わないと言う徹底ぶり。

丁寧に丁寧に、素材を慈しむ。ということでしょうか。

 

ちなみにこちらの素透撫さん、

場所は北杜市の清春芸術村に隣接しています。

清春芸術村、、、こちらスゴイところです。

錚々たる方々の建築や作品を見ることができます。

だいぶ昔訪れたことがあり、その時の興奮を思い出しました。

今回の旅では残念ながら休館中で外から眺めるに留まりましたが、

かえって、人気がなく、この冬枯れの中佇む景観が、

静かに控えめで、そして清々しい

そんな様を見ることができたのもまた良かったです。

https://www.kiyoharu-art.com

 

素透撫さんの建物は、

大正昭和に生きた文人画家小林勇氏の旧宅であり、

数寄屋建築の棟梁山田源市氏が1941年築いた建築を鎌倉から移築し、

それを日本を代表する写真家であり日本美術や伝統芸能に造詣の深い

杉本博司氏が内装設計を手掛けられたそう。

こうして長く引き継がれていく建物というのは、

素材(構造)がしっかりしていること、

そしてそれを丁寧に丁寧に扱い作られた建築だからこそでしょう。

こちらで戴いた食事と同じですね。

丁寧に作られたものには、心動かされ、

一つ一つ慈しもうという気持ちが生まれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんともない山間の冬枯れの景色たち。

枯れといっても、命は続いていて、新たな芽を吹いています。

咲いてしまうと、すぐに散ってしまう物哀しさを感じてしまいますが、

葉を落とし芽吹き始めた木々や、稲を刈られた冬の田んぼは、

何か新しい可能性を感じさせてくれ、

これからはじまる、という

なんとも清々しい気持ちにさせてくれるものです。

とても豊かな光景です。

 

ここまで豊かな光景は私にとって非日常ですが、

そんな一端を身近な日常の暮らしの中にも取り入れて、

冬には冬の室礼を楽しんでいます。

 

 

 

 

この冬は蔓性の植物をそのままドライにしてお手軽に冬らしさを。

実はこれら、お客様宅のお庭から頂戴したヘクソカズラや

フウセンカズラ、スズメウリ。なんともありがたい、、、。

 

年末は毎年お世話になった方々へ

ご挨拶まわりをさせていただいておりまして、

お会い出来ない方々も多いのですが、

運良く会えますと、

その後の暮らしぶりなどを伺うことができて、

とても慌ただしくも嬉しい時期であります。

 

出掛けるよりおうちにいたい、とか、

ここからこう見えるおうちの眺めが好きなの、とか、

おうちから暮らし方が変わった、とか、

子供たちは、うちっていいおうちだよね、

なんて言うんですよ、、だとか。

 

皆さん、おうちをとても大切に思い、

季節に合わせた暮らし方を暮らしから学ばれ、

そして楽しまれ、日常の暮らしをとても慈しんでおられます。

今の自分の住まいに対する思いは、

こうしたお客様の言葉一つ一つで作られていると、

改めて感謝します。

 

 

 

とあるお客様宅。

陽光を和らげる障子のあるキッチンには

いつも季節のお花を心がけているそうで、

この日もバラの実などの枝ぶりが

障子を背景にいい景色になっていました。

 

年末年始、冬枯れの景色の中感じた

新たな可能性を清らかに保ち、

自然と共生できるよう、

心穏やかに日常の暮らしを慈しめる住まいを

心がけてまいります。

今年もよろしくお願い申し上げます。

 

 

一応ネズミです(笑)

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