2019.07.01
こんにちは。工事部の平です。
前回に引き続き、バルコニーの工事についてお伝えします。
前回の現場レポートでお伝えしていた床を全て解体して、
梁だけの状態になっているところにバルコニーの床を組んでいきます。
バルコニーの床を組む際には、勾配をどのように取るかを検討します。
特にリフォームでは既存の梁の掛かり方を見て、スムーズに雨水が
排水口に流れていくように適切な傾きで造ることが重要です。
まず雨水が最終的に流れ出ていく排水口の位置を考えますが、
今回は既存の物を利用する為、位置が決まっています。
次に既存の梁に対して、どのように根太を組むかを検討しますが、
この建物は梁の方向が全て平行ではなく、半分が斜めに交差していました。
そこで、梁と直行方向にバルコニーの床の根太を組み、
根太と平行に勾配を取って、中央の溝で左右に流すことで、
排水口に雨水が流れていくようにしました。
弊社ではバルコニーの床下地は、ベニアを二重張りにして、
その上にケイカル板を張ります。
次回、ベニアやケイカル板が張り終わったところをお伝えします。
また構造補強の続きについてもお届けしたいと思います。