2019.07.15
こんにちは。工事部の平です。
前回の現場レポートに引き続き、構造補強についてお伝えします。
まず、既存維持の階段に接している柱の補強についてご説明します。
階段を支えている柱の一本が腐食をしていました。
その柱を交換してしまうと階段自体を傷つけてしまう可能性が高い為、
その柱を残して、隣りに新規の柱を立てて支えるという工法を採用しました。
ボルトで柱同士を留めることで、腐食している柱が支えている荷重を
一緒に支える役割があります。
梁、柱の構造補強を終えると、次は筋違いについて検証します。
当社の設計担当が既存の筋違いの位置や本数をチェックして、
構造計算を行います。
計算して足りないところに新規筋違いを取り付け、
必要な耐力壁を増やします。
さらに柱と筋違いは金物で固定します。
新規筋違いはもちろん、既存の筋違いにも金物を取付けます
今後も引き続き、構造補強用の金物付けを進めつつ、
2階の床組みを行います。
次回はその様子をお伝えいたします。