2019.10.14
こんにちは。工事部の平です。
今回は、前回の現場レポートに引き続き、
鉄骨造部分も防水の塗り替えについてお伝えします。
前回の解体業者が既存の防水を剥がした
コンクリート下地に、FRPを施工します。
コンクリートの下地にFRPを施工する場合は、
十分にコンクリートが乾いてから防水処理を行います。
仮屋根も掛けてあり、濡れにくくした上、
晴れが続いている日に良く乾かしてから行いました。
FRP防水の手順は木造の時と同じく、
プライマー(FRPと下地の接着を良くするもの)を塗布し、
FRPを施工し、トップコートで保護します。
木造と鉄骨造の防水処理が終わり、
別々の構造の建物の繋ぎ目も防水処理を行いました。
構造が違う建物は地震などで建物が揺れた時、
それぞれが別の動きをします。
その揺れに対応できるように、
さらに防水がしっかりととれるよう、
繋ぎ目の処理はシート防水を採用しました。
シート防水をたるませるように施工し、
揺れによって防水が切れることがないようにしました。
さらに笠木の板金も被せ、二重に雨水の侵入を防ぐようにしました。
立ち上がりの壁も防水シート巻き込み、
板金でエキスパンションジョイントを造り、
地震などの揺れに対応できるようにしました。
次回は、壁の断熱材の充填についてお伝えします。