2012.04.03
外周部の壁内には断熱材を隙間無く充填します。
既存では入っていなかったため、住見始めてから暖房効率の違いを
感じて頂けるかと思います。
防音用
断熱のために入れるのは外部に面する壁内だけですが、
音楽を楽しむ趣味室の間仕切壁内には吸音用に断熱材を入れました。
木工事は造作工事に入ってきました。
階段の取付けです。
パイン無垢の集成材を使用した階段材です。
まずは「ささら」を外周に打ち付けます。
段板が入る部分は、あらかじめ工場でカットされてきます。
現場では大工さんが柱を彫り込んだりしながら段板を入れ込んで
いきます。
段板に養生を敷いて完成です。
次回から固定棚・カウンターなどの造作に入ります。
2012.04.10
断熱材入れが終わり、固定棚など造作材の取り付けや
石膏ボード張りに移りました。
勾配天井にも石こうボードが張られました。
表わしになった梁は、後に塗装やさんが磨いて仕上げます。
置き家具をなるべく少なくしたい、というお施主様からのご要望により
建築に組み込む固定棚等がふんだんに盛り込まれています。
飾り棚
階段を上り、LDKに入る扉を開けた正面には飾り棚を。
出窓廻り
出窓カウンターの下には、デスクとなるカウンターが取り付けられました。
キッチンカウンター裏
対面キッチンカウンター下のダイニング側には収納を造作します。
左側はオープン棚。
柱と柱の間には両開き扉が取り付けられる計画です。
柱はそのまま表わす仕上げです。
内部には可動棚を付けます。
2012.04.20
大工工事は2階を先行して完了させ、仕上げ工程に引き継ぎました。
前回登場したキッチンカウンター下 (ダイニング側)の固定棚は、
後に取り付く扉のアメリカンチェリー材に合わせて着色。
扉が日焼けしてきたときに合う様に若干濃い目に色を付けました。
塗装の後はクロス工事です。
石こうボードの継ぎ目にファイバーテープを貼り、
パテ処理を施して平滑にします。
クロス工事はこの下地処理が非常に重要です。
家具工事も入ってきました。
オリジナルのキッチンバックセット収納です。
キッチン本体もオリジナルのステンレス天板+アメリカンチェリーの
キャビネットを組み合わせたものが取付けられます。
こちらも後日アップさせて頂きます。
2012.04.24
1階に降りていった大工工事も完了しました。
トイレには手洗い器が乗るカウンターを大工造作で取付。
トイレットペーパーをストックしておく棚付です。
音楽などを楽しむ趣味室には壁面いっぱいの棚を造作しました。
木工事完了直前には、大坂常務と共に石こうボードを留めている
ビスに打ち忘れが無いか?
ビスのピッチは適正か?等を検査します。
指摘事項は即日直しを行い、仕上げ工程に引き継ぎます。
2階から先行して仕上げ工事に入りたかったので、
2階木工事完了時、1階木工事完了時と2回にわけて検査を行いました。
2階は天井クロスが貼られました。
LDKの壁は珪藻土で仕上げます。
クロス工事と同様に石こうボードの継ぎ目や、ビスの部分にパテ処理を行います。
塗り方は、コテで横に引くパターン(凹凸の付け方)です。
遠目にはフラットのように見えることがありますが、
光の当たり方で落ち着いた陰影が見えてきます。
既存の梁は塗装工事の際にサンダーで磨いて馴染ませました。
引き続き仕上げ工事が進みます。
2012.05.01
内部の木工事・仕上げ工事と並行して行っていた外部の塗装が完了しました。
まずは外壁全体を高圧洗浄して、既存外壁の汚れなどをしっかり落とします。
サッシ交換などで新しくモルタルを塗った部分には、既存の塗装パターン
(凹凸)に合わせて弾性リシン(砂状の骨材入りの塗料)を吹き付けます。
さらに微弾性フィラーをマスチックローラーで全体に塗って下地を作りました。
中塗り・上塗りは、弾性セラミックシリコン系の塗料で仕上げました。
玄関の軒裏は、レッドシダーの羽目板張りです。
外壁塗装後にも大坂常務と共に社内の検査を行います。
指摘箇所は是正を行い、足場を解体します。
増築でボリュームが増えたこともあり、重厚な外観となりました。
足場の解体後にはバルコニーのアルミ手摺及び屋根取付を行いました。
エコキュートも設置されました。
隣地とのスペースが狭いため、スリムタイプを設置しました。
次回はいよいよ内部の養生を剥した完成状態をレポートいたします。
2012.05.08
建具や設備器具・電気器具が取付けられ、いよいよ養生類を撤去し、
クリーニング→完工検査・お引渡しとなりました。
正面がトイレ、左側が1間のクローゼット、階段下のスペースにも収納
を造りました。
廊下の突き当たりは、お子様ふたりのお部屋です。
趣味室2
趣味室には、デスク替わりのカウンターや棚を造り付けました。
2F HALL
階段からの入り口には、ガラス入りの造作開き戸を。
面材はアメリカンチェリーを使用しています。
洗面室2
2階の水廻りは増築した部分です。
洗面化粧台横にも収納を造りました。
キッチン2
キッチン及びバックセット収納は既製品ではなく当社オリジナルで
製作しました。
どちらも天板はステンレス・ヘアライン仕上げ、キャビネットの面材は
アメリカンチェリーです。
キッチン2の写真、奥にある3枚引き戸の中は収納です。
ダイニング側
キッチンをダイニング側から見たところです。
カウンターの下は開き戸になっていて、内部は収納です。
バルコニー
ダイニング・リビングは、勾配天井にしたことで広がりのある空間となりました。
南側の既存下屋根を解体してバルコニーを造ったことも、その広がりに
一役買っています。
社内完工検査とお施主様検査を行い、お引渡しとなりました。
2階部分の増築を伴った大幅な改装により、
大きな収納力と大変明るい空間が出来上がったと思います。
ご家族みなさまで素材の経年変化なども楽しみながら
にぎやかにお住い頂きたいと願います。
これからも末永いお付き合いを宜しくお願い致します。