蓮実 正貴 2020.07.27
こんにちは設計部の蓮実です。
コロナウィルスの感染者数が増え始め、
検査数を多くしているとはいえ、日々の感染者数を聞くと
第2波が近づいている事に危機感を感じます。
ワクチンや特効薬がない現状では、
一人一人の行動に対する意識が今後に大きな影響を与えてきますので、
今一度自分自身の行動を見直していきたいと思っております。
さて今回は、以前私のブログでご紹介いたしました蔵の改修工事が、
いよいよ始まりましたので、その様子を少々ご紹介させて頂きます。
以前のブログ内でご紹介させて頂きましたが、
職人さんの技術が随所に見られる素晴らしい建物です。
では早速工事開始です。
外壁の土壁の解体状況です。
断熱材が無い時代で食料等の保存に耐えられる断熱性能を保つため、
これだけの土の量が必要ということにも納得します。
次に竹小舞を間近で見るのは初めてでしたが、
写真をよく見ると分かりますが、
横に流している竹を乗せるために柱を欠き込んでいます。
機械もない時代にこんな手の込んだことを。。。
恐れ入ります。。。
改めて当時の職人さんの凄さを感じることができました。
解体後問題発生！
柱の根本の腐食が予想以上に進行しておりました。
このまま工事を進めるには、強度の確保が難しい状況でした。
当時は基礎なども無い為、柱を直接地盤面に立てていたんですね。
柱の腐食が随所に見られたため、土台が無かった柱部分には
新たに土台を施し、土台と柱をしっかりと金物で補強。
外壁面は既存柱に新たに下地材を打ち付け、
その後、構造用合板でしっかりと面補強をしていく予定に。
大坂常務、監督の井出さんが、現状を踏まえた状況の中で
最良の補強方法を検討しました。
外部の解体工事と同時に、内部補強工事も行うことが重要で
内部は大工さんが下地から床の水平等も取り直しながら施工しています。
室内には丸太梁の木組みが見えていますが、
何度見ても惚れ惚れする木組みです。
今回のご紹介はここまで。現在も工事進行中になりますので、
今後の様子についてもまたブログでご紹介させて頂ければと思います。
ではまた。
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