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スタッフブログ

日々の暮らし 2014.11.11

続)北欧

立冬も過ぎ、冬支度がはじまる本格的な秋の季節になりましたね。
師走の12月は1年の終わり、新しい年を迎える準備で忙しい
というのが当たり前でしたが、最近は11月に入るとすぐに
世間的にはクリスマスやお正月商戦が始まり、
気持ち的に忙しなくなって来てしまいませんか?
もう少し、今ある秋をちゃんと楽しみたいものです。

弊社ショールームのエントランスです。
事務の中村さんが設えてくれました。
ショールームでは無垢材の良さを実感していただくためにも、
靴を脱いで上がっていただくのですが、
ちょっと立ち止まらないとならない空間でも
何気無く季節を感じる『オモテナシ』をさせていただいております。

今年の紅葉は一段と美しいそうですね。
昨年訪れたフィンランドでは、晩秋を堪能してきました。
一番の思い出は、森に出かけたことです。
ヘルシンキから日帰りで行かれるハイキングに出かけました。
実は旅行会社に頼んでいたはずのオプショナルツアーが
ミスアレンジで現地で行かれないということが発覚し、
急遽、作戦変更でヌークシオ国立公園という湖のある
癒しの森へ行って来ました。



全く下調べなく、地図とスーパーで買ったランチだけを持って、
自力でトラムや鉄道、そしてバスを乗り継ぎ、
降りたバス停から湖までは徒歩で
思いっきり赤松やもみの木の針葉樹林の森林浴を堪能しました。


途中、こんなかわいいおうちがあったり、

こんなかわいいキノコがあったり。
この時期はキノコ狩りで来るフィンランド人も多いようで、
老若男女問わず、やなぎのバスケットを持って森に入っていました。


ようやく着いた湖では、
あまりの美しさに言葉が見つかりませんでした。
ランチを広げると、すぐ近くまで鴨が来ましたが、
攻撃されることはありませんでした(汗)


行きのバスで偶然声をかけて頂いた現地の日本人ガイドさんが、
湖の帰りに行って見るといいと勧めてくださった環境保全のため
新しくできた施設 『HALTIA』

フィンランドの公共建築物としては初めての全面木造建築だそうです。
フィンランドの方々が、どれだけ森を大事にしてきたか、
少しだけ感じ取れたような気がします。

ブームだけではなく本当に日本人が素敵だと思う
暮らしをつくっているフィンランドの暮らしぶりが少しでも覗けたらと、
街や郊外を散歩もしました。



街並みを配慮した色合いの外観や、行きかう人たちを
楽しませてくれるかのような窓辺の照明やオーナメント。
ちょっとした工夫が日々の暮らしを豊かに美しく見せてくれます。

現地の方の話ですと、日本人とフィンランド人は
国民性がとてもよく似ているとおっしゃっていました。
ちょっと恥ずかしがり屋さんだったり、
忍耐強く礼儀を重んじることだったりとか。

『sisu』という言葉があり、
フィンランドの方の国民性を象徴するような言葉だそうです。
意味としては『忍耐』とか『根性』とか。
これは英語では訳しづらい特有な言葉だそうですが、
日本ではそのまま単語として成り立っています。
言葉の意味とは違いますが、
木を大事にし手仕事を大事にしてきた歴史は
似ているものがあるんだと実感しました。
木や森を大事にした暮らしを育んできたということもそうかと思います。
そして自然とそれを暮らしの中に取り入れるセンスはやはり勉強になりました。

さて、今年は忙しく紅葉狩りには行かれそうにないので、
街路樹や通りすがりの紅葉を楽しんでいます。

自宅の窓辺にも、近所のお花屋さんに出回り始めたウメモドキを飾り、
わずかばかりの秋を。

それから、これ、最近購入した花器です。
いわゆる『きもかわいい』ではないですか?!
埼玉の作家さんの作品だそうですが、
なんとなく家を守ってくれそうという
無理矢理な理由をつけ衝動買いをしてしまいました。
早速庭のペチュニアを活けてみると、、、頭に花の咲いたクールな鳥に。
キッチンの窓辺に飾っていますが、忙しく立っているキッチンでも
ふとこの子を見ると『しょーもない』って思わず笑ってしまいます。

毎日忙しく、なかなかお出かけできなくても、
日常のなんてことない時間がとても心地よく感じる、
そんな生活ができる住まいを作りたいと思っています。

安全や丈夫さはもちろん、ちょっとした動線や収納の工夫、
温もりを感じる柔らかな素材、そしてそこかしこに居心地の良い場所を作る。
家で過ごす時間の愛おしさを感じていただけるような住まい。
私たちが提案する『優しい暮らし』ができる住まいになるように
これからも勉強して秘めたる熱い思いで私たちは『住まい』をつくる努力を
続けて行きたいと思います。

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