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スタッフブログ

施工について 2014.10.07

施工管理の裏側

朝晩は、かなり涼しくなって秋らしい陽気ですが、
社内では風邪をひいてマスクをしている社員もチラホラ。
皆さんは体調を崩したりしていませんか?

秋といえば味覚の秋。
山海の旬の恵みを美味しくいただいて、
元気に毎日を過ごしたいですね。
今週は、つくる方でも食べる方でも味覚の秋を満喫している
大坂が書かせて頂きます。

この1週間では、解体完了検査が1件、木工事完了検査が1件、
完工検査が1件ありました。

また、協力業者と当社現場監督にて、防災訓練を行いました。
これは、実際に消火器を使って火を消す体験や、
有機溶剤の使用や緊急事態の対応の確認などを行う訓練で、
毎年実施しているものです。

さて、先ほどは味覚の秋と書きましたが、
私達工事現場の管理をする者にとって
天敵とも言える秋の風物詩が、台風です。

この台風が、先週末から今週にかけて、関東に直撃しました。

各地では土砂崩れなどの被害もあり、私共の近郊の市町村でも
避難勧告が出るほどの風雨となりました。
幸い、私共の施工中の現場では大きな被害はありませんでしたが、
解体直後で外装が未完成の現場では、
台風が近づくとなると大変な緊張が走るのです。

特に高台などで風当たりが強い立地の場合はなおさらです。

皆さんも見かけることがあるかもしれませんが、
通常、仮設足場には養生ネットが張られています。

強風時には、これがまともに風を受けてしまうので、
事前にきちんとたたむことが必要です。

さらに、大規模な増改築の現場では、
建物の状況を的確に把握して、その時点で必要な台風養生を
しなけれればなりません。

前回のブログでもご紹介したこの施工中の建物は、
様々な年代で増改築を繰り返しており、
その接合部位の補強が重要な工事項目です。

しかし、その工事が未完の状態で
今回の台風に遭遇することになりました。

さらに、外壁は全て取り払っているのですが、
屋根はほぼ既存を維持する計画ですので、
足場のネットをたたむと強風が直接屋根を
吹き上げるように直撃してしまいます。

しかし足場のネットをたたまなければ、
足場が傾いたり倒壊したりするかもしれない。

そこで、本来の工事工程の作業とは別に、
構造躯体に臨時の筋違いや補強の柱を設置し、
引き抜きが掛かる箇所には接合金具も取り付けて、
厳重に台風対策の補強を行いました。

おかげ様で無事に台風を乗り切ることが出来ました。

現場管理というと、施工計画を立て、職人と打合せをしたり、
施工状況や進捗をチェックすることが仕事という印象があります。

それは正しいのですが、現場をスムーズに進行させるには、
ただ建物のことだけを考えていては足りなくて、
天候のこと、近隣住民のこと、通行人や交通機関のことなど、
その裏側でさまざまなことを行われているのです。
その一部を今回は紹介させていただきました。

では、続きは次の機会に。

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