友坂 俊行 2021.07.12
7月。
一ヶ月間お日さまが見れなかった昨年の梅雨。
今年はどの程度雨が続くのでしょうか…
我々の仕事は出会いからお引渡しまで1年以上の月日を
必要としますので、よく去年の今頃を振りかえさせられます。
産まれたばかりの赤ちゃんが、お引渡しの時に立って歩いたりする、
いつも抱っこされていた子が、走り回っていたりする、
分かってはいるけど、いつもビックリさせられますよね。
子供たちの成長は楽しみなのですが、
その分自分も歳をとるという事でもあり…
先月も新築やリノベーションのお引渡しを多く迎えさせて頂きました。
ここ最近では3世代同居の計画が重なったように思えます。
建築計画を考えるきっかけに、単にモノが壊れたから
という理由はあまり聞きません。
そのご家族の成長過程に訪れた住まいへの訴求とはなにか。
新たな希望だけではなく、今日に至るまでのドラマを
必ず伺うようにしております。
家族のこころの動きを伺うと、必ずしも要望と一致
していない事にも気付いたりするから。
そして今の生活に何が足りないのかを理解する努力をしていきます。
あいにく時間は必要となるのですが、それは必要な過程かと思います。
さらにコロナ禍で生活リズムの根幹を見直される昨今。
皆様何に迷い、どのような生活を形成していきたいのか。
多用途化していく時代に、柔軟に応えていきたいですね。
20年以上お付き合いのある職人さんの住まいを着工させて頂きました。
こちらも3世代同居でもある事から、打合せも1年以上に
渡って紆余曲折ありましたが、完成がとても待ち遠しいです。
友坂
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