中村 弥生 2022.07.11
こんにちは。
事務の中村です。
大好きな桃の時期となり、
さっそく桃の産地山梨へ
桃を食しに行って参りました。
こちらは以前にもご紹介した
プレオープンの日にちで、
偶然、並ぶことなく入れました。
甘くて最高においしい桃でした。
思いのほか短い梅雨明けに
肩透かしの気分で夏を迎えていますが
まだまだ湿度との闘いの日々ですね。
築４５年のわが家の壁は京壁、
聚楽壁とも言われるもの。
湿気には弱い素材です。
ボロボロと素材が落ちるし
キズは着くし、
ワンコが入れて～とカリカリする
ドアの前は爪痕がついてしまい
あまりいいことはありませんが、
昔からよく和風建築に使われ
素朴で柔らかな質感は
趣きを感じます。
しかし、
あーこれが珪藻土だったら
このジメジメがなく爽やか
なんでしょうねーと思う毎日です。
そんな我が家を忘れ、
以前より興味のあった雰囲気の良い
邸宅を訪ねて参りました。
町田市鶴川の武相荘。
白洲次郎邸です。
武相荘、夏 展を開催中。
資料館のほうは撮影禁止なので、
写真はありませんが、
正子さんが着ていたゆかたなど
夏の風流な展示物が素敵でした。
白洲次郎さんと奥様の正子さんが
使用されていた品々の展示をみて
レストランへ。
一番人気の白洲家のカレーを
いただきました。
スパイシーだけどさほど
辛味はなく自然な味わい。
セットのお野菜のスープが
よく食レポで言われる優しい味で
とても美味しかったです。
ぐるっと散歩をしながら、
戦中から政財界の方々が集まり、
憩いの場でもあった武相荘。
ドラマなどで見た歴史の一幕に
入った気分を味わいました。
それにしても白洲次郎さん
粋でカッコイイ。
散歩のあと、同じ鶴川にある
クラフト工房LaManoを訪れました。
こちらは染物工房。
手ぬぐい好きでよく使うため、
こちらでもひとつ購入。
別の日にもうひとつ訪ねた先は
御殿場。
つい先日、凶弾に倒れた安倍元首相の
祖父の東山旧岸邸。
こんなショッキングな事件で
お亡くなりになるとは
思いもしませんでしたので、
ガイドをしていただいた方達も
さぞ驚かれ、悲しまれているのでは
と思われます。
邸内には幼かった晋三氏が
壊したと言われる桟など
ガイドさんのお話に
やんちゃな少年時代が
楽しく登場しました。
ここで晋三氏は幼少期、
訪れるたび楽しくのびのびと
過ごされていたとのことでした。
食堂からの庭。
こちらの食堂には武相荘と同じく、
引退後の岸信介氏を訪ね、
多くの政財界の方が接見したところ
だそうです。
圧倒される緑の庭に一本だけ
岸氏自ら選んで植えた木が
食堂前の紅葉の木だそうです。
こちらはリビング。
庭の風景がテーブルに映るよう
設計されたテーブル。
右奥の大きな一人掛けに
いつも岸氏は座って庭を眺める
のが好きだったそうです。
全面開口になるこちらの窓と雨戸の
造りが素晴らしいです。
桟がすごく綺麗です。
景観を損ねないこと大前提の
計画だそうです。
東山旧岸邸はお願いすれば
無料でガイドさんが案内を
してくださいます。
ただ観るだけより、
より深く、より楽しく、
見学できるのでお勧めです。
どちらの建築も、
激動の時代を生きた激しさの
裏返しのように穏やかで
癒しのある落ち着く住まいでした。
帰り道には湯本により、
ふわふわでモチモチで
美味しいちもとの湯もち。
最後はやっぱり花より団子。
これがいけないのよね～。
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