日々の暮らし 2022.10.10
こんにちは。
設計の安藤です。
空気が澄み
一段と美しい朝の秋空に
伸びるひこうき雲。
朝一番、
こんな空に出くわしますと、
ああ、今日もがんばらねば
という気持ちになりますね。
がんばらねば、
と思うきっかけは、
もうひとつ。
お引越し後の皆さんの
暮らしぶりに会えた時。
その優しい暮らしぶりに
嬉しくなって、力をもらいます。
この夏完成お引渡しを
させていただいた
Kさまのお住まいへ
お邪魔してきました。
そのときの優しい暮らしの光景です。
4世帯が同じ敷地で暮らすK様。
若世帯の離れとして新築を計画。
大きな切妻の屋根に包まれた
かわいらしいお住まいです。
2階のロフト空間へつながる
リビング階段。
階段に置かれた写真や作品、
まるでギャラリーのようで
とっても素敵でした。
そうか、リビング階段は、
こんな風に楽しむことも
できるのですね。
シンプルな木の質感の中に
とても映えます。
この階段は南側なので、
そちら面に大きな窓でも
設けたいところですが、
ここはあえて、
世帯間が共有する庭側へ向く
東側へ大きな窓とし、
南側へは一段目だけを大きな
FIX窓としました。
コーナーに窓を設けることで、
空間がパノラマ的に拡がり、
立体的に外部とつながりを
感じます。
窓装飾もとても悩みましたが、
プリーツスクリーンを
採用したことで、
光がとても柔らかい空間に
感じます。
そしてそのまた後日。
夜、
お伺いさせていただいたとき。
かわいい姉妹が、
大はしゃぎで階段を
行ったり来たりしている
姿に遭遇。
こんな光景は本当に
嬉しくてたまりません!
これからKさまご家族と
成長していくこのお住まいは、
どんどん優しく
やわらかな空間へと
深みが増していくのだと思います。
今からとても楽しみです。
そして、お知らせです。
来る10月15日より、
『ぼくらのいえ』の
完成見学会がはじまります。
大磯町の閑静な住宅地で、
優しい暮らしを実現する
『ぼくらのいえ』の
新築住宅です。。
外壁にはそとん壁。
室内では珪藻土や
ヒノキの無垢の床材など、
弊社がおすすめする
自然素材を存分に
使っていただいております。
ほんの少し小さなこだわりを
ご紹介させていただきます。
まず、このかわいらしい四角い
モチーフの『こんにちは窓』
コーナーがお出迎えします。
裏手には、雑木林があり、
吹抜の大きな窓から
その存在を取り込んでいます。
そしてその吹抜には、
薪ストーブ。
煙突も存在感はありますが、
裏手の雑木林のおかげか、
もうしっかり馴染んでいる
ようにみえます。
個人的お気に入りのアール壁。
四角いモチーフの多い空間を
やわらかく感じさせてくれます。
そして奥に階段がいます。
前述のK様と同じ
リビング階段ではありますが、
構造上あえて階段を隠す
方法をとりました。
階段下が収納スペースになり、
お子さんたちのかくれんぼ
スペースに打ってつけです。
そして洗面コーナーとの
意間に設けた
間仕切りの家具も
四角がモチーフになっています。
洗面コーナーのある
向こう側から収納として
使えるようにしております。
一部分を空けてその向こうの
窓の先に視線が通り、
また通風にも有効です。
キッチンは造作キッチンを
採用しています。
四角モチーフの中、
この丸いライトと
作業カウンターのやわらかな
アールの丸みがやわらかく
みせるポイントです。
キッチン側から薪ストーブ側をみる。
この壁の窓の配置もポイントです。
実はキッチンの
作業スペースからですと
吹抜の窓は下の方しか
視界に入りません。
もちろんそれでもいいのですが、
この壁はとても陽ざしの
映り込みの影響が大きく、
良い壁ではあるのですが、
光の反射のある
白い壁だけですと
目が疲れてしまうかもしれません。
ふと目線をそちらに向けた時、
窓越しに視線が抜けると、
目休めになるかなと考えています。
ほんの一部ですが、
まだまだご覧いただきたい
ところはたくさんありますし、
なんといっても
ぜひこの空気感を
味わっていただきたいと
思っております。
お客様とのお立ち合いの日は
半日ほどこの空間に
身を置いてすごしておりましたが、
空気がやわらかく、
とても心地よく自然と、
ニヤついてしまうような感覚です。
お客様のご厚意で、
お引越し前のお客様のお住まいを
しばらくお借りさせていただきます。
ぜひ体感しに
ご来場いただけたらと思います。
(※完全予約制)
そしてわが家の笑う犬。
いつもニヤついています。
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