大坂 崇徳 2026.06.01
今日から6月。
衣替えの時節ですが、
既に数日前から初夏のような
暑い日が続いています。
梅雨入り前なのに、
日本に近づきそうな台風まで
発生しました。
今年も暑い夏になりそうですね。
我々の現場作業時は
もちろんですが、
皆様のご自宅でも熱中症には
充分注意してください。
今週は、暑い夏とキンキンに
冷えたビールが大好きな
大坂が書かせて頂きます。
これまで何度か
このブログでもご紹介した
「訪問販売・点検商法詐欺」
の事例ですが、
いまだに詐欺被害が疑われる
ご相談をお受けします。
今回は、
梅雨時や台風時期に多くなる
屋根に関する点検商法の事例を
ご紹介します。
無料点検を勧める、
リフォーム会社の営業が
突然訪問したそうです。
築20年ほどになる
瓦葺き屋根の住宅で、
屋根の状態を少し心配していた
住まい手は軽い気持ちで
点検を依頼しました。
その後、写真を見せられながら、
全体的に瓦がズレていること、
棟瓦は下地が劣化して浮いたり
飛散の心配があるとのことで、
補修や再施工が必要との
報告だったそうです。
そこで、棟瓦の積み直しと、
全体的な瓦のズレ補修をすることに。
費用は100万円ほどでした。
工事を始めると、
今後またズレないように
シーリングで瓦を固定した方が良い
という提案を職人から受け、
それも依頼したそうです。
それが90万円ほどの追加。
工事は数日で終わり、
支払いも済ませ、
数枚の施工完了写真も受け取って
安心していたのですが、
数年後にその会社が
点検商法詐欺で摘発を受けた
というニュースを目にして
急に心配になったそうです。
弊社のお客様に相談したそうで、
そのご紹介で点検依頼がありました。
私と弊社の屋根業者で
点検したところ、
残念ながらその施工内容は
酷いものでした。

ズレ防止という名目で
施されたシーリングは、
ほとんどが瓦同士を
接着出来ておらず、
かろうじて付着していた箇所も
ちぎれている状態でした。




積み直した棟瓦を固定している
ビスは、本来はパッキン付きで
ステンレス製の専用のビスを使いますが、
メッキの普通のビスが打たれています。


本来使用すべきビスの例↓

棟が3つ又に分かれる箇所は、
瓦の配置が不正確で浮いて
しまっています。



その他、割れた瓦をシーリングで
補修した個所や、再施工した漆喰が
きちんと充填されていない箇所も
散見されました。


おそらく、知識や経験も無く、
技術も未収得な者の施工のように
見えました。
今回の事例は、
契約した工事項目を
一応施工はしていますので、
厳密には詐欺には当たらない
のかもしれません。
しかし、
施工内容やその仕上り、
使用資材等は全く
不適切な内容ですし、
価格も我々からすると法外な
値段です。
瓦自体は健全な状態でしたので、
そもそも補修や是正が必要な
状況だったのかも怪しいです。
このような業者に共通している
事項としては、
などが挙げられます。
皆様、
改めて点検や改修工事等を
実施する際は、
信頼できる業者に依頼し、
現状の把握と工事内容の説明を
きちんと受けるようにして下さい。
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