早川 聡志 2015.12.15
今年も残すところあと半月となりました。
12月に入り寒くなって来たと思えば、
汗をかくような陽気の日が来たりと
寒暖の差が激しい日が続いております。
皆さん、寝正月にならないように、
体調管理をしっかりして、楽しいお正月を迎えましょう。
今回は、先日お引渡しをさせて頂いた、
U様邸 戸建リフォーム工事
のお話をさせて頂きたいと思います。
今回の計画の見所は、2階の居間の床を開口して、
吹抜けの作成をする所です。
そして、施工上のポイントは、構造です。
U様のお宅は、某ハウスメーカーの鉄骨造です。
木造の建物のリフォームとは、構造補強の考え方が違ってきます。
解体を進めると、一目瞭然、鉄骨が顔を出します。
今回の計画で難しい所は、構造材の鉄骨が無い所で
吹抜けが終っている所です。
図面上の赤斜線の部分です。
床を作る為には、構造補強をする必要があります。
構造補強の計画を立て、新たに鉄骨の梁を設置して、
構造補強工事を進めます。
解体時に既存の鉄骨の根太材を残して置き、
新しい床の根太材として利用しました。
キャットウォークを作る部分の既存の根太は残して、
下地として利用しました。
構造補強
新しく設置した梁の上に壁の下地が出来上がると、
計画が少し浮かび上りました。
新規梁上の壁下地
そして完成がこちら…
キャットウォークもキレイに納まりました。
一般的にハウスメーカーの建物は、
リフォームするのが難しいと言われております。
ですが、ハウスメーカーの建物だって、
やり方次第では、こんな吹抜けも作れます!
U様、これからも末永いお付合いを宜しくお願い致します。
早川
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