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スタッフブログ

大坂 崇徳 2016.03.01

新築住宅に対する省エネルギー基準の見直し

3月に入り、寒さが緩んできたかなぁ、
と思ったら花粉症の季節が到来!!
もうかれこれ30年以上の花粉症歴がありますが、
相変わらず一番苦手なシーズンに突入です。
皆さんは花粉症に悩まされたりしていませんか?
今週は、この時期は毎日の鼻うがいが習慣の
大坂が書かせていただきます。

この1週間では、基礎配筋検査が1件、
木造軸組み検査が1件、工事完了検査が4件ありました。

それとは別に、新築住宅の省エネルギー基準の見直し
及び義務化へ向けての対応に関する講習会へ参加してきました。

写真1テキスト

国土交通省の補助事業を執り行う建材問屋さんの主催です。
テキストはけっこう厚いものでした。

写真2厚さ

少し硬い話になりますが、今回は、
住宅の省エネ基準の概要と弊社での取り組みについて
お話したいと思います。

これまでも改装工事に伴う断熱改修について
ブログで書かせていただいていますが、
今回は新築住宅での話です。

住宅の断熱性の基準については、
これまでに国による何度かの改定(強化)がありました。

まず、それまでは何も無かった住宅の断熱基準に、
1980年に初めて国が基準を規定しました。

その後、1992年と1999年に断熱性の基準を強化する改定が行われ、
現行基準は1980年以前の住宅に比べると、
年間冷暖房エネルギー消費量の試算で半分以下という
省エネ性能となっています。

しかし、この基準に厳密な強制力は無く
(融資の条件などで求められることはありますが)、
現状はまだまだ建物ごとに性能にバラつきがある状態です。

国はそれを段階的に適応させて、2020年までに
全ての新築住宅で高い省エネ基準をクリアすることを
義務化する予定です。

この法律が適用になると、
ただ断熱材を厚くすればいいというだけではなく、
外壁や屋根、窓などごとに断熱性能を細かく計算して、
省エネ基準を満たしていることを確認する作業が
義務付けられるのです。

私共は多くの大規模リフォームの経験から、
断熱性能とその適切な施工の重要性を認識し、
新築住宅に対しても、
以前から高い省エネ基準を適用してきました。

この2020年の義務化へ向けての対応も、
基本的にすでにクリアしています。

今後も、この省エネ基準や断熱性能の向上は
進んでいくと思われますし、すでに一部では
性能競争の様相を呈していることも見聞きします。

しかし、断熱性能が高いことだけが、
良い住宅の条件ではありません。

そこにコストを掛ければ、
断熱性能はどんどん向上させることが出来るかもしれませんが、
断熱には気密や湿気の対策がセットで必要ですし、
そもそものプランや空間の質、周辺環境との調和や採光、
通風という基本性能の良否など、
住宅を形づくる全ての要素がバランスを持って整わなければ、
快適な住まいにはならないはずです。

造り手側の都合ではなく、
そこで暮らす人々の生活に根ざした住まい
でなければならないと考えています。

そんな現在の私共の新築住宅に対する考え方を
まとめた冊子が出来ました。

写真3ちゃんと

ご興味がある方は是非資料請求いただければと存じます。

 

大坂

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