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スタッフブログ

蓮実 正貴 2016.03.08

思い出も一緒に

こんにちは、設計課の蓮実です。
今年も気が付けばもう3月。
すっかり春らしい陽気も増えてきましたね。

今回は先日完成したお宅をご紹介させて頂きたいと思います。
当初、お客様は築37年の木造という事、
耐震性能、断熱性能の観点からも建替えかリフォームか
で悩まれておりましたが、既存状態の良さやここ10年前後の間に
複数箇所のリフォームを行っていた事などから、
リフォームでの計画をご提案させて頂きました。

今回のブログではリフォームでここまで変わるんだ
という全面改装の可能性もお伝えしたかったのですが、
既存利用を上手く計画の中に取入れ、
思い出も一緒に引継げたことで、
その部分を見ると何か癒されるという印象が強かったので
その部分を中心にご紹介させて頂きます。

最初の既存利用はキッチンの壁に貼られていたタイル。
解体時に割れないよう細心の注意をはらい
取り外してもらいました。

全面に貼ってしまうと周りとアンバランスに感じてしまう
可能性もありましたが、さすが安藤さん。
既存タイルが逆に良いアクセントになるよう配置計画しております。

既存タイル
kizontairu

キッチンへ
sintairu

次の既存利用は腰窓についていた障子。

当初は掃出しの障子も利用しようか検討しておりましたが、
新しい計画との寸法差の関係で腰窓のみ利用する事にしました。

利用した箇所はリビングボードの目隠し部分で
トイレから出た時の視線を圧迫感なく遮れるように
計画されています。

既存障子
kizonsyouji

リビングボードに再利用
mekakusi
次はダイニングに設けた既存の化粧梁。

経年変化もプラスされ非常に良い雰囲気だった化粧梁を
新しいダイニングで利用しました。

解体時の状況や各所の天井高さの関係で
監督の井出君には苦労をかけましたが、
苦労の成果もありとても綺麗に仕上げる事ができました。

既存梁
kizonhari

ダイニング
dining
最後は既存のお庭の樹木を活かした計画。

LDKのどこからでもお庭を楽しめる様に窓の計画をしました。
御引渡し時、梅の花も綺麗に咲き始めていました。

ume

sotoume

下見会時、ご両親も来て頂いてご覧いただきましたが、
「ここに使ってくれたんだー」、「おばあちゃんも喜ぶね」など
笑顔で会話をされている姿を見れ、
完成の嬉しさとは、また違った嬉しさを感じさせて頂きました。

ご家族の思いをどう引継いで計画できるか?
を意識しながらプランニングを今までも行ってはおりましたが、
改めて良い刺激を感じさせて頂けたと思います。

 

F様
この度は長期に渡っての仮住まい等お疲れ様でした。
お陰様で意匠・機能・性能全てにおいて
満足のリフォームが出来たと思います。
これからもまた新しい思い出を家に
刻み込んでいって頂けたら嬉しいです。
今後共、末永いお付合いをよろしくお願いいたします。

 

蓮実

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