大坂 崇徳 2016.04.12
桜も満開のときを過ぎて、花びらが散る姿を目にします。
先日には、自宅近所の桜並木も見事な桜吹雪が舞っていました。
今週は、満開の桜も好きですが、花びらのピンクに新緑の緑が混ざった
葉桜に昔からとても心惹かれる大坂が書かせていただきます。
春を代表するもののひとつが桜ですが、この時期に旬を迎える
赤みのきれいな鯛のことを「桜鯛」と呼びます。
花より団子、という言葉を地で行く私は、花にも惹かれますが、
旬の食べ物にも目がありません。
先日にはとてもいい天然ものの鯛が手に入り、身は皮目を焼いた
焼霜造りと皮を引いた刺身の2種でいただき、締めには鯛茶漬け、
翌朝にはアラの潮汁と、隅から隅まで旬の鯛を堪能しました。
桜鯛以外にも、春にはタケノコやあさりなどの旬の美味しいものが
たくさん出回る季節ですよね。
陽気もよくなり、なぜか気分が高揚する季節でもあり、
そして新しい門出の季節でもあります。
そんな春に、新しく開店する美容院のご紹介をさせていただきます。
小田急線の渋沢駅の近くに4月15日にオープンする、
『美容院かえるのへそ 春光庵』です。
(HP URL http://www.kaerunoheso.jp/)
こちらの美容院は、平塚市にあるお店の2店舗目で、
どちらも開店に際して改装工事を私どもでお手伝いさせていただきました。
まだ工事中の写真で申し訳ありませんが、オープンに先立って
少しだけお見せいたします。
デザインのコンセプトは1店舗目と同じく「京風」で、特に今回の計画では、
もともとも美容院であった内装の良いところは残しつつ、オーナーさんの
イメージする店舗の雰囲気にどう近づけるか、ということが課題でした。
インテリアコーディネーターの安藤がオーナーさんと綿密な打ち合わせを
重ねて、「足す」、「引く」、「残す」、「生かす」各デザインを見事にまとめて
くれたと思います。
外観は、墨色の柱型や長押などを足しつつ元の塗り壁の良さを残し、
古民家の建具を再利用して店舗の顔としています。
内装は、元の良さを生かしながらも建具や窓枠などの縁取りに
墨色の木を回して、京風の内装を演出しています。
床の濃い色味も、空間を引き締めていると思います。
目線を惹く照明器具や、スペースをやさしく仕切る衝立など、
きめ細やかな細工も行き届いています。
お店に入ってすぐの壁面には、オーナーさんこだわりの塗り壁の装飾壁もあり、
営業時には内部の照明と置かれる飾りものが素敵なしつらえを見せてくれそうです。
平塚のお店もそうなのですが、こちらのオーナーさんは置き家具や和布、
花卉などの飾り方が非常に上手な方なので、とても素敵な店内になると思います。
その様子はぜひ別の機会にご紹介したいと思います。
やすらげる、おとなの空間になっていると思いますので、
ご興味がある方は是非お問い合わせしてみてください。
大坂
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