早川 聡志 2016.08.08
8月に入り、本格的な夏がやって来ました。
夏を感じさせる果物と言えば、スイカと
答える人が多いかと思いますが、
私が一番夏を感じる果物は、何といっても『桃』です。
両親が、桃の名産地、山梨の出身なので、
夏になると子供の頃から頂き物の桃をよく食べていました。
先日、山梨に遊びに行き、桃を貰って来ました。
今年の初物です。みなさん、夏を感じませんか？
あの、独特なあまーい匂いをかぐと、一段と夏を感じさせます。
子供の頃は、親戚の桃畑で、
桃の木や落ちた桃に集まるクワガタを捕まえるのが、
桃よりもっと楽しみでした。
桃の匂いをかぐと、クワガタがくっついてないかと、
ドキドキしながら地面に落ちた桃をひっくり返した事を思い出します。
さて、先日頂いた桃ですが、『はねだし』と呼ばれております。
品種の事ではなく、形が悪かったり、傷があったりで
出荷出来ない桃の事です。
桃の傷
とは言っても、多少の傷の物は、
農協ではねだしＢ級品として売っているので、
この桃は、本当の『はねだし』です。
味はなんにも変らないから、お得ですよ。
建築業界にも『はねだし』と呼ばれる物があります。
下階より上階が突出している様な作りを
『はねだし』と言います。
立面図1
↑この立面図では、バルコニーがはねだしております。
立面図2
↑この立面図では、2階の部屋がはねだしております。
『はねだし』を利用して、下階を玄関ポーチにして庇の替わりにしたり、
駐車スペースの上部をはねだして、土地を有効利用したりします。
外観
↑こちらは、自邸ですが、
左側2階の部屋の下がポーチとなっており、
右側バルコニーの下は、物干しスペースです。
壁で支えてはおりますが、『はねだし』です。
桃の『はねだし』と、建築の『はねだし』
意味は全然違いますが、
共通点は、有効利用ですかね。
早川
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