蓮実 正貴 2016.10.17
こんにちは設計部の蓮実です。
すっかり秋も深まり過ごしやすい季節となりましたが、
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
今回は中古住宅を購入し、入居前に全面リフォームを計画。
特にその中でも、耐震・断熱性能の向上に主をおいた
工事中の物件をご紹介させて頂きます。
まず耐震について、
こちらのお宅は旧耐震基準の建物だった為、
市の耐震助成金制度を活用しての計画としました。
※耐震助成金の内容は各市町村によって異なるのでご確認ください。
初期調査から耐震補強計画まで綿密に計画を重ね、
市の担当者の方との協議・審査・承諾を得て工事を進めていきます。
(市によっても異なりますが、期間は概ね2か月~3か月程かかります)
実際に調査の報告等に使用した帳票類です。
助成金を頂いての工事になるので、審査も一つ一つ厳しく行われます。
いざ解体。
解体後の確認では、診断上の数字には表れない
大事な補強も沢山出てきますので、
改めて診断書と現場の整合性や補強計画の有効性など
をチェックし実際の補強工事へと進んでいきます。
弊社では技術責任者の大坂が、
現場で実際の構造の組み方を確認し、
単に端部補強をするだけではなく、
梁同士の接合なども含めて
有効性の高い補強計画を行っています。
次に断熱性能の向上について、
床・壁・天井の断熱を
次世代省エネルギー基準品に入れ替え、
インナーサッシの取付や新規サッシへの入れ替えなども
併用して計画しています。
断熱性能の向上は、断熱材の種類ももちろんですが、
それ以上に高い施工精度が求められてきます。
以上、現在工事中の為今回のご紹介はここまで。
こちらの物件、お客様のご厚意により、
11月5日(土)6日(日)に完成見学会を
開催させていただく事になりました。
駐車場等の都合上、
予約制ととなりますが、耐震や断熱、
そして完成後にご興味のある方は
御問合せを頂ければ幸いです。
蓮実
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