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スタッフブログ

日々の暮らし 2016.10.17

古きを温め 新しきを知る

こんにちは。菊花開く寒露の候。
先週末はようやく秋晴れ、
空気も澄み渡る気持ちの良い週末でしたね。

20161017RAakigumo

秋雲。
日曜の朝、愛犬きなこの散歩にて、美しい雲でした。

そんな週末、ただいま社屋を新築工事させていただいている
松田町の石材店様に立ち寄らさせていただきました。

ちょうど外部工事が終わり、いよいよ足場を取り払うタイミング。
少しずつブルーのネットが外れ、全貌が見えてきました。
運良く感動のタイミングに出くわし、
お施主様と、『ぅお〜〜〜』とういう歓声とともに、
最初の出会いから約3年の思い出が蘇ってきました。
いつもながら完成へ向けての高揚感と寂しさが共存するのです。

20161017RAjoutou
7月の上棟時

20161017RAnet
ネット養生中

20161017RAdeta
ネット外れました!

正面玄関になるこちらは全面ガラスの木製の引き戸。
ご年配の方でも中へ入りやすいように自動ドアとなります。

20161017RAfacade

こちらの石材店様では新たな試みで、
地域に方々にも気軽にお越しいただけるようにと
2階へちょっとした多目的に使える「スタジオ」空間を
設けさせていただいております。

階段を上がりスタジオへはまたもう一つのエントランスがあり、
そこでは古道具の格子の建具を使いましょうという
ご提案をさせていただいておりました。

工事もだいぶ進み、先日いよいよお施主様と
一緒に古道具屋さんにて建具を選んできました。

藤沢市にある「蝉丸」さん。

兼ねてよりこれくらいの寸法で探しておいてくださいと
頼んでいましたら、親身になって下さる店主の方が
色々取り揃えてくださっていました。

ワクワクするものたちに目が回りながらも、
お施主様と最後の2択まで。

最初に選んだものがこちら

20161017RAtategu1

そして最後に目に留まったものがこちら

20161017RAtategu2

白木の美しさが際立つ内装ですので、
どこかで味わいのある色味をいくつか組み合わせたく、
この第2のエントランスになる格子戸も
一番目の色合いのような空間に馴染む程度の差し色が
ほしいとゴリ押し。

でも、格子の美しさはやはり2番目。
格子から漏れる灯りや陽の光も断然2番目。

悩む私たちに店主の方が、2番目の格子戸に
一番目の色を塗ってくださるというご提案。
うまくサイズも合うように加工し、再生してくださいます。
さあ、どんな完成になるか今からとても楽しみです。

20161017RAikeda1

10年以上前にリフォームさせていただいた秦野市のI様では、
写真左側サッシの前に古道具の建具を入れさせていただきました。
こちらはお施主様が見つけてこられたおそらく大正時代の千本格子戸。
3枚1組でしたので、それをどこかで使えないかと模索していると、、、
ちょうど一間半巾のサッシとサイズが合うではありませんか!

20161017RAikeda2

もうひとつ重たい蔵の戸があり、こちらは台所への入り口で。
あまりに重たいので、建具屋さんに大きめの戸車に
真鍮のレールを使っていただいたので、今もスベりは軽やかです。

完成後もなんどもお邪魔しているのですが、
何度行っても適度な心休まる空気感を感じ、
ついついいつも長居してしまいます。

丁寧に作られた古い道具が好きです。
どんな思いで作られ、そしてどんな思いで丁寧に使われてきたものか、
その道具の歴史を想像するとワクワクします。

この週末は、これから始まる建て替え工事の
別のお客様の解体お祓いへも行ってきました。

20161017RAkaitai

このお宅では、小屋裏に隠れている立派な丸太梁を
これから新築するおうちへ再生利用する予定です。

「古きをたずね新しきを知る」

技術が間違わない方向へ進化するために、
まず心得ておかなければならないことのように思います。

20161017RAkago

自宅では秋らしくいい色合いになってきた
古いカゴたちを並べてみました。

20161017RAakinohana

古道具のスツールに、秋を活けてみました。
古びた色合いが色づく植物になじみます。
今年も短い秋のようですね。
暮らしの中の小さな秋を楽しみたいと思います。

安藤

 

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