友坂 俊行 2016.12.05
皆様こんにちは!
いや、ビックリしました。。。
天気予報の通り、54年振りの11月の積雪。
我が家(八王子)もしっかり雪が積もりました。
寒さに凍える日もあれば、晴れると気温も上がり、
体調管理にはホント苦労させられます。。。
せめて家の中にいるときは自分に適した環境にしたいものですが、
住まいに対する「心地良い」とはどんな状態かと
仕事がら難しく考えてしまう事が日常化しております。
家というのは雨風をしのぎ、
震災や人災など危険を回避するものが基本です。
しかしそこに「快適」というキーワードが加わると途端に難しくなる。
なぜなら人の感性が加わるから。
雨に降られる事は皆避けるべきことと思えますが、
こと室温に関しては個人差がありすぎると感じる事もしばしば。
時には適温とされる環境も両極端に分かれると
互いに居心地が良くないと言えなくもないのです。
ですから温熱環境も断熱気密性を高めるだけの提案とせず、
ご家族ご家族の感性に合わせて、計画すべきと考えております。
日本には四季があり、暑さも寒さも丁度良いときも様々。
感性に合わせ、閉じる開くを自在に操れることが解決の糸口でしょうね。
その為には厳しい時にはしっかり閉じ、
良い季節は窓を開け、通気を得たい時には通す事が重要であり、
風向きを想像する計画がいかに大事かと考えます。
ご存知の通り神奈川県は海あり山あり大地ありの土地柄です。
それぞれ地域の卓越風をしっかりつかむことが第一歩。
箱根の山を避け海から巻き込む小田原は東向き、
相模湾に面する湘南は西より、
その先にある横浜も同様で西向き、
相模川沿いの平地面である海老名などの県央は真南、
丹沢の山々を背に持つ相模原は東より。
これは感覚ではなく、風量データでしっかり示されていること。
地域性ををしっかり理解し、
大きな特性からその計画地へ的を絞っていく
これが心地良さにつながる根っこのような存在だと
考えます。
地道な努力。
でも向きあっていきたい。
友坂
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