平 良介 2017.03.06
こんにちは。工事部の平です。
3月に入り、陽気も温かくなり過ごしやすくなってきましたね。
私の地元では、桜まつりが行われています。
春を感じますね。
さて、今回は自分が担当している現場で行った
左官工事での内容をお伝えします。
この建物は、ホールや廊下の壁に下地窓が、
天井には網代が使われている純和風な、
しつらえになっております。
下地窓とは、土壁に穴を開け、壁の下地をあえて見せ、
光を取り入れるようにしている開口部のことです。
下地窓の開口越しに見える風景はとても味わい深く感じます。
網代は、木や竹などを2、3㎝幅にテープ状にした物を
縦横交互に編んだ物です。
今回のリフォームでは、
この純和風な建物の元々の良いデザインのところを残しつつ、
リビングや水回りの改装工事を行いました。
リビングの壁の仕上げには、珪藻土を使用。
左官工事の様子をご紹介。
左官屋さんの手順としては、
まず始めに、窓枠や建具枠などを
マスキングテープで養生します。
塗り厚にもよりますが、3mmくらい
下地壁から離して貼っていきます。
そして、石膏ボードのジョイント部分に
ファイバーテープを貼り、珪藻土の割れを防ぎます。
つづいて、今回採用している珪藻土は、
下塗りをした上に塗るタイプの珪藻土なので、
下地材を薄く塗っていきます。
数日間、養生期間をとり、乾かしたあと、いよいよ、珪藻土を塗ります。
今回は、珪藻土の塗り方は、ランダム風にした、
動きのある仕上げパターンです。
まず角を塗り、
面を塗っていきます。
それを全体に塗り仕上げました。
分かりにくいですが、パターン「ランダム」になります。
珪藻土が仕上がり、部屋の空気が潤った感じがします。
珪藻土には、部屋の空気を人が快適と感じる湿度を
保とうとしてくれる機能があります。
将来建てる自分の家にも、このような機能をもつ
珪藻土を使用したいと思います。
今回、左官工事の様子をみて学んだことで、
実家の壁に大きく開いている穴を自分で
直してみようと思っています。
平
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