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スタッフブログ

平 良介 2018.02.26

大工さんの手仕事  ~厚木市のリフォームこだわりの納まり~

こんにちは。工事部の平です。
寒さがまだまだ続く中にも、日中は暖かな日も増えてきて、
春が近づいてきていることを感じられるようになりました。

また、我が家では娘の初節句の為にひな人形を飾り、
より春の訪れが近いことを感じています。

2018.02.24 ひな人形
さて今回は、担当現場の大工仕事の一部を
紹介したいと思います。

工事内容はリビングの改装がメインです。
キッチンを壁付けから対面式に替え、
床には桧のフローリングを重ね張りしています。

その中でも、リビングに新設した
畳コーナーについてお話します。

これは、解体後に大工工事が始まった
ばかりの現場の写真です。

解体後
2018.02.24 解体後2

構造の柱や筋違いがある中に
畳コーナーを施工していきます。

壁と柱、筋違いの間に
骨組みの木材を組んでいき、
桧の框や仕上げの突板を施工しています。

骨組み
2018.02.24 骨組み


2018.02.24 框

この畳コーナーの角は、大工さんと打合せをして、
こだわった納め方を選択しているところの一つです。

突板と突板の接点に桧で見切りを入れて、
突板が剥がれやすくなることを抑えると共に、
ぶつかった時は、板同士で突き付けられて
いるよりも鋭角でない為、痛くない、優しい納まりです。

このような配慮で見切りを入れていますが、
造るのは決して簡単ではありません。

見切りの大きさをミリ単位で調整をして取付けています。
これは私たちの大工さんの高い技術によってなせる技です。

畳コーナー見切り
2018.02.24 畳コーナー見切り

そして、筋違いが框の中に納まっています。
筋違いや柱は切ることが出来ない為、
框をパズルのように分解し、その切れ目が
分からないように戻しています。

この方法も容易には選択できない、
難度の高い納め方です。

木材を切るのこぎりは、
メスのような鋭利なものではないので、
刃の厚み分の数ミリの誤差が出ますが、
木目を見て、より目立たなくなるところや
角度を探し、仕上げていきます。

出来上がった框の写真です。

框切り取り
2018.02.24 框切り取り

どこで繋いでいるか分かりますか。

実は、筋違いと筋違いの間で斜めに切って、繋いでいます。

机の横でのぞき込まないと見えない部位ですが、
こだわって作りました。
これも大工さんの技があってこそできることです。

今回は大工仕事の一部のご紹介でしたが、
これからも様々な職人さんたちの技を活かして、
よりよい家づくりをしていきたいと思います。

 

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