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平野 聡史 2019.04.22

表舞台に出た脇役たち -ラワンベニヤ天井 真鶴町リフォーム工事-

こんにちは、設計の平野です。

 

自宅のアオダモの芽吹き。

毎年心配になるのですが、無事に芽吹いてくれると

とても嬉しく感じると共に春の訪れを感じます。

 

アプローチの下草たちもにぎやかになってきました。

 

 

アオダモの手前のシラカシは、植えた時は膝~モモくらいの高さだったのに、

3年で頭オーバー。成長早いです…

 

先日、外構工事中のお施主さまからお野菜を頂きました。

次の休日、晩御飯をつくりながらそのキャベツを使って

簡単なおつまみをつくってみました。

 

 

 

父親が買ってきてくれたウイスキー「知多」と共に。

(頂きものばっかりですね)

にんにくと茄子と一緒に炒めて、めんつゆとゴマで味付けをしただけなのですが、

そのキャベツが本当においしくて、野菜本来の甘みと苦み、シャキシャキの食感

を楽しませて頂きました。大袈裟ではなく、野菜ってこんなに違うんだ!!

と感動すら覚えるほどでした。(Y様ありがとうございました)

そして「知多」でつくったハイボールも繊細かつ爽やかで最高な味わい…

良い晩御飯作り中のひとときでした。

 

その「知多」ですが、(すみません、まだお酒の話が続きます)

ひとくちでいうとウイスキーのくくりですが、原料がモルト(大麦)ではなく、

グレーン(トウモロコシなどの穀物)のウイスキーで、「知多蒸留所」だけで

つくられた原酒を使用したシングルグレーンウイスキーです。

(シングルモルトっていうのは良く耳にすると思いますが)

「知多蒸留所」でつくられたグレーンウイスキーは、角瓶やオールドなどの、

ブレンデッドウイスキー(モルト原酒とグレーン原酒をブレンドしてつくられたウイスキー)

に使われていて、いってみればモルトの引き立て役的な存在。

この「知多」は、その脇役がドーン!と主役を張ってしまったというわけです。

はい、前話はこれくらいにして。(長かったな)

 

建築資材に「ラワンベニヤ」というものがあります。

主には下地材として使われることの多い材料ですが、

安価で味わいのある材料として、吉村順三氏が天井の仕上げ材

によく使われていました。

これも言ってみれば今まで日の目をみなかった脇役が主役を張ったパターン。

と言えるのではないでしょうか。

吉村さん系譜の建築家の手がけた住宅でも良く目にし、

とても魅力的に感じていましたので、その影響を強く受けた私は、

自宅のリビングにも採用しました。

 

数年が経過し、ラワンベニヤの天井そのものは非常に気に入っていますが、

設計者としては、正直反省すべき点ばかりです…

それは、

①ベニヤ選びを自らしなかった・・・木目が強すぎる。

②ダウンライトを無駄に設けすぎた・・端正さが損なわれた。

実際右の2つはほとんど使わないダウンライトだった。

 

という、単にその当時の私の怠慢と設計力不足のせいで、

そのあたりをきちんとやれば安価にも関わらず落着きがあり、

経年による深みも出て、魅力的な材料であることには間違いありません。

お好きな方にはおすすめです。

 

 

以後、上記の反省点を活かし、ラワンベニヤを仕上げとしてご提案する際は、

・一枚一枚 実物を見て選ぶこと!

・照明(特にダウンライト)に気を使うこと!

を心がけるようにしておりますので、ご安心下さい。

 

 

↑こちらは真鶴町にて、増築工事中の現場のラワンベニヤ仕上げの天井です。

う~ん、綺麗。

今後、経年により深みのある色合いになっていくと、真の魅力が発揮されると思います!!

 

それではまた次回。

 

平野

 

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