早川 聡志 2019.04.22
ゴールデンウィーク目前です。
今年は、10連休の所が多いようです。
旅行の計画をされている方も多いのではないでしょうか？
今回は、前回に引き続き、甘草屋敷の話をさせて頂きたいと思います。
甘草屋敷には、雛飾りを紹介させて頂いた主屋の他にも
いくつか重要文化財があります。
こちらは、地実棚です。
変な形をしたこの建物は、収穫した農産物を保存乾燥する所だそうです。
主屋の棟の部分を切り取った様な形なので、遠くから見た時は、
主屋の構造の説明かと思ってしまいました。
これも立派な、重要文化財です。
こちらは、馬屋です。
さすがに馬はいませんでしたが、昔の農機具が置かれていました。
娘は、見たこともない道具に、興味津々の様子でした。
こちらは、文庫蔵です。
なんとこの建物は、こども図書館として使われています。
中に入ると、絵本がいっぱい並んでいます。
ちなみに、この甘草屋敷こども図書館には、今、話題のこんな方も来られたそうです。
あと少しで、日本の象徴となるお方です。
縁側に座って、きれいな庭を眺めながら、ゆっくり過ごす。
とても贅沢な時間です。
その縁側との間の障子に懐かしい物を発見しました！
ひとますだけ障子紙の貼り方が違っている所、分かりますか？
これは、格子の反対側からの引手になります。
こんな感じの古民家だった祖母の家も、そうなっていた事を思い出しました。
そして、もう一つ祖母の家と同じものが…
３月の大坂常務のブログでも紹介させて頂いた、珍しい継ぎ方です。
そもそも継ぎ方以前に、柱を継ぐ事自体が珍しい事ですが…
「シロアリに食われた柱を大工さんが直してくれたんだ。」
と、子供の頃、祖母がそう言っていた事を思い出しました。
私には、柱を継ぐなんて、どうやるのか、とても想像もつきません。
大工さんの匠の技には、いつもビックリです。
縁側でのんびりしていると…
「お茶だよ、こっちこうし…」※甲州弁
そう、おばあちゃんの声が聞こえてきそうな
そんな懐かしい空間でした。
早川
CATEGORY
ARCHIVE
