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スタッフブログ

安藤 るみ子 2019.04.22

本棚めぐり ~暮らしの本棚~

こんにちは。新学期、新年度、皆さま新たな環境や心境で

過ごされている方も多いことと思います。

木々や花々の勢いが感じられる頃、日本はなんといい季節に

気持ちを新たにできる機会があるのだろうと思います。

 

改元も迫り、何かとそわそわしてしまうのは私だけでしょうか、、。

何かをしなくては!という思いにかられ、部屋を整えることにしました。

私事の話ですみません、、、。

 

まずは、正月明けから読み漁った本や雑誌たちが本棚に入りきらず

山積みとなり(まあそういう姿も嫌いじゃないのですが)、いい加減、

こういうところからちゃんとしなくては、、、と、

いっぱいの本棚を片付ることしました。

 

 

決して嫌いではない本や雑誌の乱雑加減姿。

椅子の横にあるこの背の低いサイドボードは、本借り置き場として最適です。

読みかけの本だったり、読み終えてまだその余韻が残っている状態だったり、

はたまた装丁が素敵な本だったり、なかなか本棚にしまうことはできず、

こんな状態となってしまうのです。

でも暮らしの風景ってこんなことよね?と自分を納得させております。

モノを出さずスッキリした空間も素敵ですが、自分の性分としては、

好きなモノや暮らしのモノに多少囲まれている方が、落ち着くようです。

でも仮置き場の積み上げるのはこのくらいの高さまで。

ルールを決めることにします。

 

 

我が家はリビングの畳コーナーにわずかな本棚を設けています。

本棚はほんの25cm〜30cm奥行があれば大抵の本はおさまりますから、

わずかなスペースでもとても助かっています。

素敵な本をたくさん紹介してくれる友人がいるのですが、

本は専ら図書館で借りる派と言っていました。

しかし、私は可能な限り本を所有したい派。

特に建築や暮らしにまつわる本は、

何度も読み返したり、目繰り返したかったりします。

それでも、もうこれはいいかな?と思える本を思い切って処分したり、

廊下にある2軍本棚へ移動させ、リビングには、教科書となり得るモノだけを残す。

すぐ手に取れるように。

この場所ですと、天井までびっしり本を詰め込んでしまうと圧迫感もあるので、

最上段と最下段はゆとりをもたせています。

 

たったこれだけの本棚を片付けるだけでほぼ丸一日(笑)

ダメですね、いるものーいらないものー

を分別するためにページをめくってしまうと、

すぐに違う世界に飛び込んでしまいます。

いろんな国に行ったり、いろんな建物に入ったり、

色々な人々の暮らしの中に入り込んでしまいます(笑)

 

そんな中で、ふと「住む」というライフスタイル誌の2002年の創刊号を発見。

創業2002年の私たちと同い年!17年前の雑誌です。

 

 

当時、似たようなきらびやかなインテリア誌が多い中、

簡素で実直な誌面に惹かれ購入したのだと思います。

巻頭で特集されていた建築家アントニンレーモンド。

以前自身のブログでも登場しましたが、

フランクロイドライトの下で旧帝国ホテルの設計で来日し、

以降戦中以外は日本で多くの建築を残し、日本の近代建築に貢献された1人です。

日本にはじめて来た時、自然に寄り添い暮らしに対し機能的で

かつ美しい日本の農家の家に驚嘆されたそうです。

自然をおろそかにせず、正直で美しい建物を設計し続けた。

と書いてありました。

 

 

少し前、高崎美術館で開催されていたこんな企画展に行ってきたばかりでした。

(※企画展はもう終了しています)

建築家のレーモンド始め、イサムノグチ他数人の工芸家が昭和の戦前戦後

過酷な時代に、モダンデザインに託してより良い暮らしを夢見た

それぞれの様を辿る企画展。

装飾も美、機能もまた美であるという思いのもと、それぞれの分野で

より良い暮らしをつくろうという熱がものすごく感じた企画展でした。

 

高崎美術館内にはレーモンドが設計した建物が移築保管されています。

 

 

 

レーモンドの遺した言葉です。

「自然は人間よりも美しい。簡素と軽快は複雑より美しい。

建物の広さにしても材料にしても節約は浪費よりも美しい。」

 

豊かな時代になったとしても、今も変わらぬ住まいの基本なのかもしれません。

心に留めておきたいと思います。

 

と、、、、いけない、

やはり本棚はかなり遠い場所や時代まで巡らせてくれるようです。

少し旅に出た気分ですし、昭和にタイムスリップしたような気分です。

一家に一箇所本棚を。

 

 

先日完成した本棚のある住まい。

写真右奥が格子状の本棚です。

お子さんたちが手に届きやすいようにソファがくる後ろ側に設えました。

ここがお子さんたちの世界を広げてくれる場所になればいいなと思います。

 

 

最後に、ジャンル違いですが、私の最新お気に入り本ご紹介。

ルソー(フランスの天然ヘタウマ画家)好きの私、

ルソーの絵が表紙では、さすがに本屋で一目惚れ。

シュールすぎます。笑えます。

オススメです。

 

安藤

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