蓮実 正貴 2019.11.11
こんにちは設計の蓮実です。
ﾗｸﾞﾋﾞｰﾜｰﾙﾄﾞｶｯﾌﾟにのめり込みすぎて月日が経つのを
忘れておりましたが気が付けばもう11月も中旬、
街中には酉の市の看板も見られるようになり、
年の瀬を感じる時期となりました。
朝晩の冷え込みも、この季節らしくなってきましたので
風邪などひかないよう、皆様もお気を付け下さい。
冬らしくなって来たと言えば休日に犬の散歩に出かけた時、
日の出前の靄越しに見える富士山と
日の出直後に見える富士山が綺麗だったので
写真を撮ってみました。（靄の写真には中央付近にうっすらと富士山が。）
これからの時期は空気が乾燥して富士山が綺麗に見えるので、
散歩も楽しいです。
どこか田舎の方に旅行に行ってきたの？
と思われる風景ですが家の近所です。。。笑
さて、本業の方のお話になりますが、
先日ﾘﾌｫｰﾑが完成した物件を少々ご紹介させて頂きます。
こちらの計画は築40年以上の木造住宅を改装する計画です。
愛着のある部分やﾘﾌｫｰﾑ済みの部分は活かしつつも、
耐震・温熱環境(断熱性能)の改善をﾒｲﾝに計画を進めさせて頂きました。
現調の段階で材の劣化状況や金物の設置状況などを
入念に調査させていただいた上で耐震診断を行っていきますが、
小屋裏調査で丸太梁が有るのが分かり、このまま天井裏に
隠しておくのはもったいないと表しにする計画なども取り入れました。
では早速丸太梁のご紹介を、
改装前室内
小屋裏
改装後室内
平天井だった部屋を勾配天井に変更して丸太梁を表しに。
広がった空間の良いｱｸｾﾝﾄとなりお客様にも喜んで頂けました。
次に、こちらの施工で一番難しかったのが、
サッシ交換に伴う外壁の補修でした。
見かけた事がある方もいらっしゃるかもしれませんが、
補修方法や範囲をしっかり検討しておかないと
外壁に継接ぎ跡が目立ってしまいます。
ｻｯｼの大半とﾊﾞﾙｺﾆｰの形状を変更する計画でしたが、
継ぎ目がほとんど分からない程、
綺麗な仕上がりになっております。
既存外観
改装後外観
写真では全く分からないﾚﾍﾞﾙだと思いますが、
現場監督の井出の方で極力継ぎ目が目立たない様、
雨樋で隠れる様にするなどの配慮をしてくれています。
最後にこちらは階段ﾎｰﾙに計画した手洗いｺｰﾅｰ。
お客様お気に入りのモンキーポットのカウンターに焼き物のボウルを採用。
選定した水栓やタイルとも雰囲気良く仕上がっています。
ご紹介はここまで。
愛着のある部分を活かしつつ、
安全と快適性を確保できた良い計画が出来たと思いますし、
リフォームならではの施工の難しさも
監督や職人さんの力量で綺麗に仕上がりました。
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