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スタッフブログ

安藤 るみ子 2019.11.11

日常の空、日常の天井

こんにちは。

立冬も過ぎ、冬の気配も感じはじめました。

今年もあと2ヶ月。

あちこちにぎやかに慌ただしい頃が始まりますね。

 

 

 

 

 

 

秋空特集でスミマセン。

愛犬きなことの散歩で出会う、なんともない日常の秋の空たち。

ゆっくりゆったり美しい空を見上げると、

本当に美しい世界に生きているのだと実感しますよね。

 

今年の後半は、愛犬きなこと私自身、仲良く体調不良となり、

病院のお世話になることがとても多くなりました。

飼い犬は夏に、私は秋にと、それぞれ手術入院自宅療養と続き、

なんとも慌ただしい日々が続きました。

今まで二人共(?)が体力には自信があり、

病院にかかることもなく、

平穏無事に過ごしておりましたが、二人共(?)が、

寄る年波には勝てず、いい意味で今後の健康のために、

メンテナンス期間となりました(笑)

 

今はすっかり二人共回復していますが、

家族だったり自分自身だったりが体調崩したりする

こういうときは、外へ出歩くこともできず、

おうちで過ごすことが多くなります。

こういうときこそ、しみじみと、

「ああ、おうちっていいな、リフォームして良かったな」

と実感します。

 

病院というのは、心身共に弱っている状態なのに、

その環境は当然ですが、あまり「心地よい」とは言えません。

ようやく自宅に帰れた時の安堵感たるや、「住まい」という

ものの力をしみじみと感じられた良い経験となりました。

 

 

 

 

療養中はリビングの片隅にある畳コーナーで

多くの時間横になっていましたので、

天井ばかりを眺めていたように思います。

 

我が家の天井は、低い方はラワンのベニヤで仕上げていて、

平屋側は、屋根の形を活かした勾配天井になっています。

実は、凸凹の平面レイアウトのため、

天井板もそれに添うように雁行させ変化を持たせているのですが、

これが我ながらとっても気に入ってます。

 

 

お部屋の凸凹は天井板のリズムに添い吸収され、

自然に身体に受け入れられるように感じるのです。

また、住宅密集地なので、

北向きにトップライトを設けているのですが、

空の色の変化、雲の流れ、飛ぶ鳥など、

人間らしさを感じながら、自宅にいながら

心身共に療養できたように思います。

 

 

 

今年の春にお引き渡しさせていただいた

平屋のお住いの天井です。

 

上段は玄関からの視線ですが、

高さを抑えた木の羽目板天井から、

平屋ならではの屋根の形をそのまま表現している

勾配天井の空間へと切り替わります。

奥はまた個室へ向かうために徐々に天井の高さを抑えていき、

天井でも空間の役割の変化を表現させていただきました。

 

天井って建物には必ずあるものですが、

天井の計画は、空間の要のようにも感じていて、

高さや素材、また形状は、空間の印象の大切な要素です。

 

以前もブログでご紹介させていただいた

フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトの言葉です。

 

人間の一生は悲劇と喜劇の取り合わせです。

私たちの身の回りにあるデザインや形あるものは、

この悲喜こもごもの日々を伴奏する音楽なのです。

家具、布、色のスキーム、建物は、

人間の悲しみや喜びに自然に寄り添えるような

適切で誠実につくられたものであるべきです。

(齋藤裕)

 

ふとした時、心に浮かんでくる言葉です。

 

楽しい時ばかりではない日常の暮らしの中で、

全ての感情を受け止められる

全ての感情と寄り添える

そんな家ってやっぱりいいなと感じます。

 

手に触れる素材だったり、便利な道具だったり、

色々な要因はあると思いますが、

空間を構成する基本的な天井は、

空間自体を包み込んでくれますから、

心地よさや安らぎや、住まいにとって

大切なことを表現できるのだと身を以て感じたので、

今回は天井を取り上げてみました。

 

毎年恒例の秋旅には今年は行けせんでしたが、

こういう時だからこそ感じられる住まいのこと、

あらためて気づかされるいい機会となりました。

 

また今年も台風による甚大な被害がありましたね。

被災された方々へは、心よりお見舞い申し上げます。

療養中でニュースに釘付けになっていたのですが、

本当に目を疑うような非日常の光景が映し出され、

心が締め付けられるようでした。

被災された方々の

「日常を取り戻したい」という言葉は

正直に日々の暮らしを大切にしているからこそだと思いました。

どうかまたかけがえのない日常を過ごせるように

心より願うばかりです。

 

愛犬きなこ

 

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