早川 聡志 2020.02.24
2月中旬を過ぎ、暖かい日が多くなりましたね。
それにしても今年の冬は、寒い日が少なかったですね。
朝、フロントガラスの霜取りをした日がほとんど無かった気がします。
先日、山梨にある祖母の家に行ってきました。
2月上旬だと言うのに、梅の花が咲き始めていました。
いつもは、2月下旬に咲くのですが、
ここでも今年の暖冬を実感させられました。
祖母の家と言っても、すでに他界し、今は空き家となっています。
時々、手入れをする為に遊びに行っていたのですが、
お隣の方から売って欲しいとの話があり、この春に手放す事になりました。
ここ最近は、荷物の整理の為、ちょこちょこ通っております。
会った事のない曾祖父や曾祖母の写真や着物が出て来たり、
戦死した祖父の遺品があったり…
当たり前のことですが、ご先祖様のお陰で
自分が存在している事を実感しております。
物心がついた頃には、もう古かった家ですが、
母に尋ねると、なんと築60年以上!
1階は、今までに何度かリフォームをしたので、
当時の面影はありませんが、2階は、建築当時のままです。
ちいさな頃は、なんだか怖くてひとりで2階へ行く事が出来ませんでした。
でも、2階からの景色を見たくて、祖母に連れて行って貰っていました。
日本一大きな富士山が、少しだけ頭を出している感じか、
なんだか可愛くて、この景色が大好きでした。
『ほら、富士山が見えるでしょ、あっちが南だよ』
祖母が、そう教えてくれました。
でも、母校の屋上から見える富士山を先生は西だと言います。
それが、とても不思議だった事を思い出します。
春には、近くのお寺のお祭りの露店が家の前まで並び、
祖母に綿菓子を買って貰いました。
夏には、祖母が庭に作ってくれた小さなプールで、
久しぶり会う従妹と水遊びをしました。
秋には、庭に実った柿を採って食べました。
渋柿と甘い柿の見分け方を祖母が教えてくれました。
冬には、普段使わない客間に親類が集まり、
祖母が作ってくれたおせち料理でお正月を過ごしました。
思い出いっぱいの家が無くなってしまうと思うと、
寂しいですね…。
最後に、我家のネコです。
どうするべきか、良くわかってるね~
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