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日々の暮らし 2021.05.17

優しい光に包まれる家 相模原フルリノベーション

こんにちは、設計の平野です。

新緑がまぶしい時期になりました。

と思っていたらもう梅雨入りだそうですよ。

年々、季節が前倒しになっている??

 

 

自身の敷地の南西角に植えたブルーベリーと、

そのそばに西側のお宅が植えたシマトネリコが成長し、

ウチが建つ前からあった南側のお隣の緑とも繋がり、

イイ感じに緑に囲まれた雰囲気になってきました。

ありがたく拝借景させていただいております(笑)

 

さて、

リーダー友坂が設計ブログにてご紹介していた

相模原のフルリノベーション物件。

こちらは基本プランを友坂、

実施設計を平野・一ノ瀬、

施工管理は、現場レポートを書いている

辺土が担当させていただきました。

 

基礎と軸組みを残した状態まで解体し、

(比較的新しかった浴室もそのまま残した)

外皮(屋根・外壁・窓と間取りを再構築するフルリノベ。

  1. 初回お問い合わせから基本プラン・全体予算組み~間取りの決定まで約3か月。
  2. 実施設計・詳細仕様打合せで約3か月。
  3. 工事期間が解体開始からお引き渡しまで約6か月。

合計約1年間に渡る改装工事計画でした。

 

私が主に関わったのは②の期間ですが、

その間は、それまでに打合せを重ねられてきた経緯や

お施主さまの思いを引き継ぎながら、

改装後の暮らしのイメージをさらに深めるためのお話合いをし、

それを寸法・意匠に落とし込んでいきます。

 

また、

断熱・耐震、給排水配管などの、

ヒトの住まいとして根幹の部分の性能向上を、

無理なく無駄のない計画をする必要があります。

 

元の建物の構造が既にあるため、

(基礎形状・構造の架かり方・給排水の経路など)

その状態を出来る限りの事前調査と

予測(これは経験値)を立て、

なるべく余分なコストがかからず、

長い視点で耐久性やメンテナンスに負担が

かからない計画をすることが大事!

それに、動線・収納量・使いやすさ・意匠が機能的

かつ美しく実現できていることが理想。

 

そんな改装工事特有の苦労はありますが・・・

 

DKを見る

 

和室障子

 

和室とのつながり

 

対面カウンター

 

この優しい自然光につつまれた空間と、

お施主さまの笑顔を見ることができれば

そんな苦労は全て吹き飛びます。

 

LDK入口

 

玄関からLDKの入口はトーメイガラス入りの格子戸。

欠かせなかった耐力壁は、筋違いを表しにしたが、

適度な落ち着きをもたせるため腰下は壁にした。

 

和室からの借景

 

落ち着いた内装の和室。

腰窓から見える借景がイイ感じ。

 

ふたつ並んだ建具

 

ふたつ並んだ建具。

左のガラス入り建具は階段室の入口(タモ材)

右は洗面所への建具(白OP塗装)

どちらも造作の引き戸だが、

あえて仕上げを変えて性格の違いを際立たせた。

 

2階WIC

 

家族共有のクローゼット。

天井に見える梁は、動線の邪魔になる位置に

あった柱を抜くために補強で入れたもの。

 

趣味室デスク

 

ご主人の趣味室に造りつけたデスクカウンターと本棚。

 

壁の反対側には趣味のギターが置けるスペースを

設けた棚を造作した。

 

改装前の現地確認の時に、

私も大好きなビートルズのCDが棚にあったので、

(確かオリジナルアルバムはコンプリートで揃っていた)

どのアルバムが一番お好きですか?

という質問をし、

「ホワイトアルバム」

と答えていただいたことが思い出されます。

私も同じ答えです(笑)

存分に楽しめる空間になってくれたら幸いです。

 

これからさらにご家族と共に歳を重ね、

愛着のある住まいになってくれると思います。

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