優建築工房の環境配慮型設計
材料の無駄を出さない
優建築工房は、デザインやディテールにこだわりを持ちながら、ある程度の標準化(スタンダード化)をすることで、使い勝手と省資源を融合させた省資源設計に取り組んでいます。
日本の住宅は、古来より定尺寸法という独特のモジュールを用いてきました。
優建築工房はこれを利用して、現場で無駄を極力出さなくて済む設計を標準化しています。当たり前の節約を、ふつうに実行して、小さなエコノミーから、大きなエコロジーへ。
私たちができる小さなことからはじめていきましょう。
木取り図
流通企画寸法を無駄なく使い切る
木取り図とは、一枚の板からどのサイズでどれだけ取れるかを平面図に表したもの。
設計する上で基準となる流通規格寸法をモジュールといい、主に「インチモジュール(1218mm)」、「メーターモジュール(1000mm)」、「尺モジュール(910mm)」があります。現場では使われずに捨てる部分が少なくない現状に配慮して、優建築工房は尺モジュールを採用。
可能な限り材料をムダなく使い切るために、種類により異なる固有寸法から木取りの図面を作成しています。
こうすることで効率的に可動棚や固定棚、カウンターなどを作り、住む人の負担を可能な限り軽くして、現場でゴミを極力出さない設計を実践しています。
シナランバー・ラワンランバー等は、主に可動棚として使用。
パイン集成材・ラバーウッド集成材・タモ集成材などは、主に固定棚・カウンター材として使用。
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600×300mmの板が9枚
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600×300mmの板が16枚
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300×4200mmの板が2枚