2021.10.04
こんにちは。工事部の辺土です。
今回は工事途中に行った
構造補強の様子をお伝えします。
柱の補強や筋交いの設置などを行った後、
工事を進めていく中で
別の補強が必要な個所が出て来ました。

既存の建物の2階があった部分と
平屋だった部分の構造材の繋がり方が
良くありませんでした。

本来であれば、上の写真の様に
同じ高さで梁がつながっているか、
高さが違っていても
柱と梁が繋がっていなくてはいけません。

元々、赤い線の部分に
2階が載っていて、
青い線の部分が平屋部分でした。
屋根組を新たに組み直していく中で、
元平屋部分と元2階床部分の
繋がり方が構造上の
弱点になりそうでしたので、


厚みのある材料を使い、
構造材同士の繋がりを持たせました。
水平方向に材料の繋がりを持たせ、
筋交い状に板を張りつけることで、
耐震効果も向上させました。
工事を進めていく中で見つかる違和感も、
都度発見していき、
より安全側に対処していけるよう
作業を進めております。
次回も引き続き
木工事の様子をお伝えしていきます。
2021.09.27
こんにちは。工事部の辺土です。
今回は木工事の壁断熱工事の
様子をお伝えします。
前回、床断熱材を敷き込んだ所を
お伝えしましたが、
断熱材は床・壁・天井と
断熱材が室内を包むように
繋がりを持って施工して、
初めて効果を発揮します。

ピシッとしっかりと弛んでいる
箇所がなく施工されています。
今回の現場は、
既存の梁の高さがとても高いので、
新しい天井が組まれる高さより
上まで断熱材を入れています。

筋交いがある箇所もしっかりと
断熱材を施工してあります。
一度正面のフィルムを剝がして、
チクチクする断熱材を
筋交いの裏側にしっかりと施工して、
フィルムを張り直しています。

既存の仏壇置きです。
この仏壇置きの裏側は、
元々2階部分の配管スペースでした。
なので、
仏壇置きの裏と外壁の間には
空間が空いています。
外壁面には断熱材が必要です。

断熱材が入っているのが外壁面、
反対側が仏壇置きです。
スルスルっと上から送り込んで、
長い木材で押し込んだそうです。
リフォーム工事では
既存維持の箇所などがあると、
なかなか完璧な断熱工事を行えない
こともありますが、
今回のこの状況において、
最善の作業を行って貰いました。

窓の上にカーテンの下地を
しっかりと入れたうえで、
断熱工事が完了しました。
次回も、
木工事の様子をお伝えしてきます。
2021.09.20
こんにちは。工事部の辺土です。
今回は木工事の床下地工事の
様子をお伝えします。
近年では、新築住宅の床下は
構造の強度や防湿対策のために、
基礎の土間はコンクリートで
一体的に施工するのが
主流となっております。
しかし、数十年前の物件となると、
そうではなく、
床下は土であることの方が一般的です。

今回も床下が土の状態の部分が
広い面積を占めていたので、
防湿対策にビニールシートを
先に施工します。

土からの湿気が来ないように
しっかりと敷設し、ビニールの端部は
基礎の立ち上がり部分で防水テープを張り、
しっかりと防湿処理を行います。
その上から束石を置き、
大引きを設置していきます。

この時点で、
床の高さや水平をしっかりと
調整し施工していきます。
その上に根太を設置し、

途中で、防蟻処理を行い、

防蟻材が乾いたら、
床断熱を根太の間に敷き込みます。



元々、
床断熱材は入っていなかったので、
完成後の過ごしやすさは、
格段に上がるはずです。
その上から床下地合板を敷設して、
床下地工事は完了です。

次回も引き続き、
木工事の様子をお伝えしてきます。
2021.09.13
こんにちは。
工事部の辺土です。
今回は木工事の続き、
屋根や壁の防水作業の様子をお伝えします。
まずは、屋根の下地が出来あがったので、
ルーフィングと言われる
屋根用の防水シートを全体に張っていきます。

このシートを張る為に、
ここまで作業を行ってきたと言っても
過言では無いくらいです。
このシートさえ張ってあれば、
屋根の下で作業ができるので、
お天気とにらめっこする必要もなくなります。
次は外壁の防水シートです。
弊社ではデュポン社製のタイベック
という商品を使っております。

この防水紙は特殊な紙で、
カッターや釘など鋭利な物で
「切る」ことは出来ますが、捻ったり、
引っ張ったりして「破る」という
行為はなかなか出来ない強度を持っています。
また、雨などの水分が外から中へ
侵入するのは防ぐのですが、
室内から出る湿気は外部へ吐き出す
という優れものです。
理屈は分かりませんが。。。
今回は、
内部が既存維持の箇所があるので、
新しい断熱材を外からしか
設置出来ない箇所があります。


こればかりは可能な限り、隙間が
開かないように入れるしかありません。
器用なベテラン大工さんが、
うまく施工してくれています。
そのまま全体を防水紙で包んでいき、
防水作業は完了です。


次回は、床下地の様子をお伝えしてきます。
2021.09.06
こんにちは。工事部の辺土です。
前回から引き続き、
木工事の様子をお伝えします。
今回は屋根下地工事の様子をお伝えします。

前回敷き並べた小屋梁の上に
小屋束を立てていきます。


「かすがい」という金物で
小屋束と小屋梁、小屋束と母屋を
確実に繋げていきます。
その後、
小屋束を真っすぐ建てるために
補正を掛けていきます。


正規の垂木とは別に
細い角材で歪みを補正します。
後々の屋根の仕上がりに
大きな影響が出る作業です。
歪みの補正が終わったら、
正規の垂木を並べていきます。

垂木の先にはタルキックという
長いビスで締め付けていきます。

その後、
野地板を敷き並べていき完了です。


外観上、平屋が完成しました。


次回は防水作業についてお伝え致します。
2021.08.30
こんにちは。
工事部の辺土です。
今回も、木工事の様子をお伝えします。
前回に引き続き小屋組み工事の様子をお伝えします。

前回も記載した通り、
新規の小屋張りを載せるだけでは、
既存の梁との間には経年変化による
隙間が出来てしまいます。
そこで、

パッキン材を入れ高さ調節を行います。
ここで水平をしっかり合わせないと、
屋根を綺麗に造ることが出来ません。
そのパッキン材を入れた場所で、
既存の梁と新規の梁をガッチリと
一体化させます。

これは、基礎と土台をアンカーボルトで
繋げる事と同じ状況を造りました。

既存の梁を基礎、新規の梁を土台に見立てて、
色々な荷重に対して、新旧の梁が一体となって
耐えられる造りが出来ました。

下からもしっかりと締めていきます。

全体を締めていき、


小屋束を立てていき、
いよいよ屋根が完成に向かっていきます。
次回は屋根下地の模様をお伝えします。
2021.08.23
こんにちは。工事部の辺土です。
今回も、木工事の様子をお伝えします。
今回は小屋組み工事の様子をお伝えします。


二階建ての建物を平屋建てにするので、
既存の二階の床を支えていた「床梁」を、
屋根を支える「小屋梁」として利用していきます。
上記の写真の様に、通し柱は
小屋梁の天端に合わせてカットします。
余談ですが、通し柱を横から切ると
こんな断面になるんだなぁ。。。と、
一人楽しんでいました。


次は、
既存の小屋梁の上に重ね合わせるように
新規の小屋梁を載せていきます。
既存の小屋梁をそのまま利用するには
年数がかなり経過しており、
梁が割れていたり曲がっていたりして
屋根を組むのに綺麗な形が作れないと判断し、
新しい小屋梁を既存の梁の上に載せ、
高さ調節はパッキン材で調節することにしました。


大工さんの墨だしがぴったりだったこともあり、
プレカットした梁を並べる作業は順調に進んでいきました。


新規の小屋梁は当然水平に設置します。
既存の小屋梁は、やはり上端が
必ずしも水平ではありませんので、
並べてみると既存の梁と新規の梁の間には、
隙間が出来ました。
この後、高さ調節をしていきます。
次回も引き続き小屋組みについてお伝えしていきます。
2021.08.09
こんにちは。工事部の辺土です。
今回も、木工事の様子をお伝えします。
前回、土台を設置したので次は柱の設置です。

前回と話は同じになってしまいますが、
柱についてもプレカットでは無いため、
部材を追加設置するたびに可能な限り、
大工さんが仕口を加工して柱を設置していきます。


既存の母屋に新しい柱を絡めて設置します。
母屋が落下しないように、
パイプサポートで補強しておきます。
加工し終えたら、
横からスライドさせながら設置していきます。


うまく設置出来ました。
さすがに柱を土台や梁に
差し込むことは出来ないので、
柱と土台の接点・柱と梁の接点は
後々金物で補強していきます。
その他にも、間取りの変更や、
構造補強の検討をした結果必要な個所に
柱を設置していきます。
併せて筋交いも同時に設置していきます。




平屋に減築して建物の大きさが
小さくなったにも関わらず、
筋交いがどんどん設置されます。
現在の基準が新築当初に比べて、いかに、
厳しくなったかという証明でもあります。
次回も引き続き、
木工事の様子をお伝えしていきます。
2021.08.02
こんにちは。工事部の辺土です。
今回から、木工事の様子をお伝えします。
新築工事と同じく、土台の敷設から進めていきます。

新築工事の現場では効率化を図る為、
「プレカット」といって、
予め木材を図面通りにカットして、
上棟時に組み合わせていく工法が
主流となっております。
ですが、
改修現場の部分的な構造材の入れ替えとなると、
既存の構造材に繋ぎ合わせる為には、
どうしても大工さんの手作業に
頼るしかなくなってきます。


土台の継ぎ手を手加工で刻み、



丁寧な仕事でピッタリです。
腐食の進んでいた個所も、


綺麗になりました。
腐食による材料の耐力の低下の改善が出来ました。
その他必要な個所も、


しっかりと納まりました。
文字通り住宅の土台の改善を行い、
耐震改修の一歩目を踏み出せました。
次回も引き続き、
木工事の様子をお伝えしていきます。
2021.07.26
こんにちは。工事部の辺土です。
今回は、基礎工事と解体工事の様子をお伝えします。
解体の途中ながら、工事日程の都合上、
新規の基礎工事を行いました。

赤く斜線を記載した箇所の土台を撤去し、
基礎を造っていきます。
重要な点は、既存の基礎としっかりと
一体化させていくことです。

基礎屋さんによって墨出しをしていきます。

枠を組む位置、アンカーを打つ位置を出しました。
既存の基礎幅に合わせるだけでは
現在の基準に則した基礎にならないので、
少し内側に大きな基礎を造ります。

綺麗に施工してあります。
そして既存の基礎とも緊結していきます。



このように鉄筋を既存の基礎に設置し、
コンクリートを流すことで、
既存の基礎と新規の基礎の一体化が図れます。
この後コンクリートを打設し、
レベラーを流し込んでいきます。


無事に完了しました。


その後は解体工事も着々と進み綺麗になりました。



掃除も終わり解体工事も完了しました。
次回から木工事の様子をお伝えしていきます。