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現場レポート

2021.01.11

工事着工 相模原市IN様邸改装工事

こんにちは。工事部の辺土です。

今回より、築30年以上の木造2階建ての

改装工事の様子をレポートして参ります。

 

屋根は下地を、壁は柱を、

床は2階のみを、残して

他は解体してしまうという改装工事です。

 

 

 

 

瓦屋根が板金屋根に代わる予定です。

建物にかかる負担も軽くなります。

今後、一枚ずつ下していきます。

 

こちらの工事は、

広い範囲で改修作業を行うので、

解体作業を行う前に、

作業で出るゴミの掃除がしやすいように

最低限の床養生を行います。

 

 

 

ただ今回の敷地には、

一部専用通路があり、

その部分は何も手を付けない予定なので、

歩行時に材料の搬入搬出時に傷を付けないよう、

ゴムマットを並べました。

 

 

 

これで準備は万全です。

次回は、解体工事をお伝えいたします。

2021.01.18

解体工事(前編) 相模原市IN様邸改装工事

こんにちは。

工事部の辺土です。

今回は、

解体工事の様子をお伝え致します。

 

始めは内部の天井、壁から解体していきます。

 

 

 

 

雨漏りが数回あったそうですが、

野地板と言われる屋根下地材に

腐食や欠損は見られず一安心です。

雨漏り対策は今後行って参ります。

 

断熱材も工事施工範囲は全て撤去です。

 

 

 

当時の断熱材は施工方法が良くないことが多く、

結露が発生し、その水分を断熱材が吸ってしまい、

カビが発生している状態のものをよく見かけます。

 

こちらも残念ながら、そのような状態でした。

 

今回の工事ではそういった面も改善して参ります。

 

天井を解体した後に出て来ました。

 

 

上棟札です。

 

この御札があるだけで、

このお家を建てられた時から

今回の工事に至るまでの歴史を感じ、

こちらの身も引き締まる思いです。

 

次回も解体工事をお伝え致します。

2021.01.26

解体工事(中盤編) 相模原市IN様邸改装工事

こんにちは。工事部の辺土です。

今回も、解体工事の様子をお伝え致します。

 

既存の屋根の仕上げ材は瓦材でした。

 

 

この瓦を棟、隅棟含めて

1枚ずつ丁寧に剥がしていきます。

 

 

 

粘土質の材料がたっぷりと盛られて

瓦が固定されていたのでしょう。

 

建物にかかる荷重として

大きな負担になっていたのは

間違いありません。

 

新規の屋根はガルバリウム鋼板仕上げになるので、

相当な負担軽減になります

 

 

 

白い袋に乾いた砂が全部詰まっていきます。

当日は風がなく絶好のお天気でした。

風が吹く時期には気が引ける作業です。

 

 

23枚ずつ丁寧に確実に降ろしてくれています。

頭が下がります。

 

 

綺麗に積まれていました。

一つ一つが丁寧な解体屋さんで助かります。

 

 

 

元々張ってあった防水紙はそのままに、

上から屋根全体にブルーシートを被せて

その日の作業は完了です。

 

次回も解体工事の様子をお伝え致します。

2021.02.01

解体工事(完了編)相模原市IN様邸改装工事

こんにちは。工事部の辺土です。

今回も解体工事の様子をお伝え致します。

 

屋根の解体と並行して、外壁、

一階の床仕上げの解体を行いました。

 

 

 

既存の外壁材が、

窯業系サイディングという

パネル状の物だったので、

綺麗に剝がしてもらえました。

 

本当なら、

下地材まですべて剥ぎ取りたい所ですが、

二階の既存床材に、

新しい床材を重ね張りする予定なので、

写真のように既存の防水紙(黒い紙)を残し、

雨水の侵入を防ぐことが出来る状態で

外壁の解体はおしまいです。

 

今後、大工さんが作業途中に剥ぎながら

作業を進めていきます。

 

 

窓が付いていた所は、新しく防水紙を張り

雨水の侵入を防ぎます。

 

次は1階の床です。

 

 

 

柱、土台を残して全て撤去します。

 

 

3040年前に建てられた住宅では、

土台や柱、束が立つ所以外、

土の状態のお宅はよくあります。

 

今回は床下の防湿処理として、

ビニールを全面敷き詰める予定です。

 

 

 

全体の床が取れました。

 

ここまで解体したところで、

一番に確認することは、

やはりシロアリの被害の有無です。

幸い床下の通風環境が良く、

シロアリ被害は見受けられませんでした。

 

通風環境が良かったということは、

当時の工事では隙間風となり、

断熱性能は良くなかったと思われます。

 

今度の工事で断熱性が格段に上がるので、

かなり過ごしやすくなると同時に、

一つ一つの施工を気を付けながら行わないと

温度差による結露などが、

起きやすくなる環境にもなります。

充分、注意しながら進めてまいります。

 

 

 

 

後片付け、清掃をして解体工事完了です。

 

次回から木工事の様子をお伝えします。

2021.02.08

屋根工事 相模原市IN様邸改装工事

こんにちは。工事部の辺土です。

今回は前回予告いたしました木工事の前に

屋根工事の様子をお伝え致します。

 

解体時に屋根の瓦を全て降ろしたので、

雨が降って雨漏りしないように、

大工さんが乗り込んですぐに

屋根下地を作っていきます。

 

 

 

屋根の下地に張る板のことを「野地板」と呼びます。

建築の面白くてややこしい所は、

同じ材料でも使う場所で呼び方が変わるところです。

 

まずはその野地板を張っていきます。

今回の屋根形状は「寄棟」と言われる形状です。

 

 

 

広い面を張るのはどんどんと進んでいく作業も、

屋根の斜め部分(隅棟といいます)に

作業が及ぶと大工さんは、

 

一度屋根に上って採寸

2階へ降りて野地板をカット

再度屋根に上って張りつけ

 

ということの繰り返しで大変です。

 

私が変に話しかけると、

採寸した寸法を忘れてしまって

また測り直しに行くこともありました。。

お邪魔してすみません。

 

 

 

次に板金屋さんが防水紙を張ります。

 

屋根の軒先側から

十分な重ね代を取りながら、

棟のほうへ張り上げていきます。

 

いつも綺麗な仕事で有難いです。

 

この段階でもう雨漏りの心配はありません。

 

 

 

綺麗な緑色の屋根です。

 

今回は雪止めを付ける面と付けない面があります。

 

瓦屋根から鋼板屋根に変えることで

建物に掛かる負担は軽くなり、

雨漏りのリスクもグッと減ります。

 

施工中、天候が悪くなることなく、

無事、屋根工事が完了しました。

 

次回は木工事をお伝えします。

2021.02.15

木工事「構造補強編」相模原市IN様邸改装工事

こんにちは。工事部の辺土です。

今回は木工事の構造補強の様子をお伝え致します。

 

屋根工事が済んだ後、構造の補強を行いました。

 

こちらの計画では、間仕切り位置の変更などがある為、

柱の移動や撤去、それに伴う梁の追加補強なども行います。

 

 

上の写真の筋交いがある壁の位置に窓を付けます。

 

 

赤い線の柱と筋交いを撤去し、

青い線の所に柱と梁を入れ補強します。

 

 

このような形になります。

 

金物や下地組を行い、

 

 

窓を付ける準備が出来ました。

 

また別の場所では、

 

 

収納スペースの中心に立つ柱があるので、

 

 

柱を撤去し、既存の梁の下に

更に梁を足すことで補強しました。

 

間仕切り壁や窓の位置などを変更するということは、

建物のバランスを崩すことになります。

なので、

社内でプランにあった構造補強計画を行い、

必要な場所にバランスよく筋交いを設置し、

金物で確実に補強していきます。

 

 

 

2階から屋根裏を見上げてみると、

梁の上にある小屋束に、

筋交いがありませんでした。

 

 

 

必要が無いようで、

この補強をするとしないでは、

今後の耐用年数に大きな変化があるはずです。

 

 

全体をキッチリと補強完了しました。

 

次回も引き続き木工事お伝えします。

2021.02.22

木工事「サッシ設置・床下防湿編」相模原市IN様邸改装工事

こんにちは。工事部の辺土です。

今回はサッシ設置と床下防湿の様子をお伝え致します。

 

構造補強が済んだ後、サッシを取り付けていきます。

 

設置する前に下準備として先張りシートを張ります。

 

 

その後、赤線の用にコーナーに専用の防水シートを張ります。

 

 

そのあと防水シートを踏みつけるように

サッシを設置していきます。

 

 

 

 

この後、外壁屋さんによって

防水紙を全面的に張り進めていきます。

 

続いて室内の床下の防湿処理を行います。

 

 

こちらは床下が土の状態ですので、

季節や天候、気温によって

床下の湿度の状況が大きく変化します。

それが原因で、

床下の断熱材が高い湿気で濡れてしまい

断熱性能が下がってしまったり、

カビを発生させる原因となります。

 

今回は全面にビニールシートを張ることで

地面から出る湿気を抑える方法を行います。

 

 

床を全面的に撤去したから出来る方法です。

 

基礎周り等、シートの端部は防水テープなどで

しっかり固定します。

 

 

全面的に施工して床下の防湿処理は完了です。

次回は外壁工事の様子をお伝え致します。

2021.03.01

外壁工事 相模原市IN様邸改装工事

こんにちは。工事部の辺土です。

今回は外壁工事の様子をお伝え致します。

 

外壁の仕上げは大きく分けて、

モルタル下地に塗装や左官仕上げを行う方法と、

金属系や窯業系のサイディングを貼り上げていく方法の

2パターンがあります。

 

どちらも一長一短があり、

必ずメンテナンスを行う時期があります。

 

今回は窯業系サイディング

(セメントに繊維質を混ぜ板状にしたもの)

で仕上げ行きます。

 

 

サッシを設置した後、

上から透湿防水シートを張り上げます。

室内からの湿気は外に出ていくのに、

水分が屋外から防水紙に付いても

室内の断熱材に水分が染みないという紙です。

 

この透湿防水シートを如何にしっかりと施工するかが、

雨漏りの室内への侵入を防ぐカギとなります。

 

 

その上から木を張りつけています。

通気胴縁と呼ばれる下地で、

サイディングを留める下地材としての役目と、

外壁材と透湿防水シートとの隙間を設け、

壁内で換気をする空間を作る重要な下地です。

 

 

 

この隙間が屋根まで続き

 

 

軒裏の換気口、または屋根の棟換気まで繋がり、

壁内の湿気がこもらない仕組みを作ります。

 

そこからはサイディングをとにかく張っていきます。

 

 

 

サイディングの板同士の目地も

しっかりコーキングしていきます。

 

また、改修ということもあり電気の引き込み線が

改修前の塗装や汚れが付着しています。

 

 

なので、塗装をして仕上げます。

 

 

ちょうどいい色で合せてもらいました。

あとは換気の為の軒天換気口、破風の板金、

軒裏の塗装をして外壁作業は完了です。

 

 

 

次回は室内の木工事の様子をお伝えします。

2021.03.08

木工事「床下地編」 相模原市IN様邸改装工事

こんにちは。工事部の辺土です。

今回は木工事「床下地の様子」をお伝え致します。

現在、弊社の新築現場などでは、

床下の構造材の土台や大引きなどは

910×910の寸法を基準として並べていき、

その上に28mm厚の構造用合板を張ります。

 

 

今回は既存の土台の組み方や、

床の水平を調整するにも精度が取り易い方法をということで、

根太組工法としました。

 

まず、既存の土台を挟むように根太掛けという

役割をする板の全周張ります。

 

 

 

材料が黄色く見えるのは防蟻処理をして頂いた為です。

 

水平をとり、基準の高さにすべて揃えて取り付けます。

この作業で数ミリでもズレると、

床鳴りや、ズレが段々と大きくなる原因となるので、

慎重に進めていきます。

 

 

そのあと、根太を張り進めていきます。

 

そして隙間を断熱材で敷き詰めてから合板を張るのですが、

次回そのことについて触れたいと思います。

 

 

続いて2階の床の下地調整です。

2階の床は既存維持となりますので、

水平を調整するには重ね張りをするしかありません。

毎度、大工さんのレベルの調整力には感心してしまいます。

 

 

 

大工さんは写真の様に、

ベニヤを何十か所と設置し、

薄いベニヤと重ね合わせながら微調整を繰り返し、

水平を綺麗に取っていきます。

 

 

そのあと、ベニヤを張り1階、2階とも

水平のレベル調整が完了です。

2階は重ね貼りなので完全な水平をとるのは、

限界があるのですが、

歩くだけで傾いてしまっているのが

分かるほどだった床の傾きが、

かなりのレベルまで水平に近づけられました。

 

次回は断熱工事をお伝え致します。

2021.03.15

木工事「断熱編」 相模原IN様邸改装工事

こんにちは。工事部の辺土です。

今回は木工事の断熱工事の様子をお伝え致します。

 

断熱材を入れる作業は、住環境の良し悪しを

左右する重要な作業の一つです。

 

断熱材の入れ方が悪いと隙間が出来てしまい、

特に冬季には、その隙間に室内の温かい空気と

屋外の冷たい空気で温度差が生じ、

結露が起きてしまいます。

 

結露が起きると、

断熱材に水分が付着し、

断熱材が役割を果たさなくなります。

 

そこからは壁面ボードに染みが出始めたり、

カビが発生したりと、不具合しか起きません。

そのため、普段から大工さんには

かなり気を使って施工してもらっています。

 

まずは床から。

 

 

 

根太と根太の間に、隙間なく断熱材を施工します。

これで床下の冷たい空気をしっかり遮断出来ます。

 

 

 

断熱材の上から合板を敷き並べて床下地完了です。

次は壁の断熱材です。

 

 

 

綺麗に土台から梁まで張られています。

 

また、下の写真ですが、

 

 

赤く囲った部分には筋交が入っていますが、

そこも大工さんが断熱材のフィルムを一度剥がし、

中身だけをしっかりと施工して、

フィルムをもう一度全面に張り直しています。

 

このような部位を、

丁寧に施工していくことで

断熱欠損が起こらなくなります。

 

また、ユニットバスが現状維持のため、

ユニットバスの周りの断熱材は入れ替えることができません。

そのため、ユニットバスと接する部屋の間仕切り壁の

なかに断熱材を充填することで、

床下の冷たい空気が壁の中に侵入することを防いでいます。

 

 

 

このような、隙間を埋める施工のことを、

「気流止め」と言って、

リフォームで断熱改修をするときに有効な手法です。

 

 

 

最後に階の天井も隙間なく設置して断熱工事は完了です。

 

隙間なく断熱材を充填できたことで、

家全体が魔法瓶のような状態になりました。

これで、温めた後は冷めにくく、

冷やした後は、温かくなりにくい。

そんな状態になりました。

 

次回は木工事の仕上げ工事の様子をお伝えします。

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