2012.07.03
大工造作工事が進んでいます。
1階のメインとなるLDKと、その隣の洋室の間には
お部屋の間口いっぱい(二間≒3,640 )に、
3枚引き込み戸用の建具枠が組まれました。
材質はスプルス。
建具屋さんによる造作建具の計画です。
組み上がった枠の寸法に合わせて、工場で製作します。
天井いっぱいまでの高さがあるので、戸を全て引き込めば、
2部屋繋がった空間になるような設計です。
床材も搬入されてきました。
1階は桧無垢フローリングです。
長さは4Mあります。
無垢材なので一枚一枚表情が違います。
バランスをみながら張っていきます。
2階の元和室にも天井断熱材を入れ、
こちらの床には合板フローリングが張られました。
引き続き 造作工事を進めてまいります。
2012.06.26
木軸が固まったところで、壁内に断熱材(ロックウール)を充填していきます。
室内をくるむように、外周に面する壁・天井内に断熱材を
入れるのが基本ですが、
1・2階間の吸音・防音のため、
1階の天井裏にも充填する仕様になっています。
断熱材で包まれ、その中で打ち合せをしていると、
音が吸音されているのが良く分かります。
その後、天井の石こうボードが貼られてきました。
階段は、既存の板張りの壁をクロス貼りに改装します。
この板張りのままではクロスが貼れない為、上から5.5mmの
ラワンベニヤを張ってクロスの下地を作ります。
和室の敷目天井をクロス仕上げに改装する際なども、
既存天井の強度を確認した上、同様の施工を行うことがあります。
そろそろ、現場には無垢材の建具枠や床材が搬入されてきます。
2012.06.19
木工事の途中段階で、技術責任者である大坂常務と検査を行います。
構造補強金物の取付け状態のチェックが中心の検査です。
金物を取付ける事が不可能であった(既存)梁の継ぎ目は、
構造用合板を打ち付けて補強する指示を受けました。
ユニットバスも無事設置が完了しました。
外部は左官工事に入りました。
防水フェルトを張り、サッシとの取り合いに防水テープを貼ります。
既存で残っているモルタルとの取り合い部分には、
漏水防止のため捨てコーキングを打ちます。
モルタルを塗るためのラス網が張られました。
この後、下塗り・上塗りを行います。
2012.06.12
床下に防蟻処理を行った後、根太間に断熱材を充填しました。
新しいサッシ関係も取付けられ、ベニヤの捨て張りまで完了した状態です。
床下地の水平が悪かった2階の元和室も根太がけで高さを調整して
水平に組み直されました。
天井組み(野縁)がきれいに組まれました。
並行して、外部の板金工事も行いました。
雨風にさらされて傷みやすい木製の「破風」は、ガルバリウム鋼板で覆って
耐久性を持たせました。
2012.06.05
大工工事が始まりました。
耐震診断による補強計画の通りに、
筋交いを入れ、柱と土台の接合部等を専用の金物で補強します。
部屋内に現しになる柱と筋交いは、表面を仕上げた化粧材を使用しています。
床下の土部分には、防湿フィルム(厚さ0.15mm)を敷きこみ、
新しい大引き・根太で床組みを行いました。
根太間に断熱材を充填する前に、白蟻予防の薬剤噴霧を行います。
2012.05.29
2012.05.22
解体中
サッシ交換部分は、まわりの外壁モルタルにカッターを入れて
既存サッシを撤去します。
大工工事で新しいサッシが入るまでは、ベニヤなどで塞いで養生します。
2階の和室は、畳を撤去し畳の厚さ分、高さを上げ(廊下の床にあわせて)
フローリング張りで仕上げて洋室に改装する計画です。
2階和室
畳を上げてみたところ、床下地の水平が悪いことが分かりました。
これは現状の床組みを壊して水平を見て、組み直したほうが良いだろう・・・
という見解になり、I 様に現地にてご説明を。
ご了承頂いた上で床組みを撤去しました。
浴室
タイル張りだった浴室も解体されました。
土台に若干の水気による傷みが見られましたが、常務との検査により
交換するまでの傷みではないだろう、という見解に。
大きな腐りがなくホッとしました。
1階
全体的に構造体がしっかりとしており、安心して次の工程へ進むことが
できそうです。
解体完了後には I 様にも現地にお越し頂き、改善が必要な部分や、
構造の補強方法などをご説明させて頂きました。
2012.05.15
秦野市 I様邸の改装工事が始まりました。
築●年の在来木造2階建ての住宅です。
1階は、外壁と構造耐力上必要な部分を残して取り払い
(内部スケルトンと呼んでいます)、
間取り・設備機器(オール電化)・内装を一新する計画。
階段は既存維持。
2階は、間取りの大幅な変更は行わず、
床の重ね張りや、内装の貼り変え等を行う計画です。
着工前の「三者立会い」で、
お施主様・設計担当・施工担当で現地にて工事内容や
残置物などの確認を行います。
併せて、ご近隣へ着工前のご挨拶にまわりました。
いよいよ着工となります。
仮設トイレの設置、既存維持部分の養生を行い、解体工事が始まりました。
構造体が見えてきたところで筋交い・柱の位置や、土台の傷み等
既存構造の状態をチェックしていきます。
2012.05.08
建具や設備器具・電気器具が取付けられ、いよいよ養生類を撤去し、
クリーニング→完工検査・お引渡しとなりました。
正面がトイレ、左側が1間のクローゼット、階段下のスペースにも収納
を造りました。
廊下の突き当たりは、お子様ふたりのお部屋です。
趣味室2
趣味室には、デスク替わりのカウンターや棚を造り付けました。
2F HALL
階段からの入り口には、ガラス入りの造作開き戸を。
面材はアメリカンチェリーを使用しています。
洗面室2
2階の水廻りは増築した部分です。
洗面化粧台横にも収納を造りました。
キッチン2
キッチン及びバックセット収納は既製品ではなく当社オリジナルで
製作しました。
どちらも天板はステンレス・ヘアライン仕上げ、キャビネットの面材は
アメリカンチェリーです。
キッチン2の写真、奥にある3枚引き戸の中は収納です。
ダイニング側
キッチンをダイニング側から見たところです。
カウンターの下は開き戸になっていて、内部は収納です。
バルコニー
ダイニング・リビングは、勾配天井にしたことで広がりのある空間となりました。
南側の既存下屋根を解体してバルコニーを造ったことも、その広がりに
一役買っています。
社内完工検査とお施主様検査を行い、お引渡しとなりました。
2階部分の増築を伴った大幅な改装により、
大きな収納力と大変明るい空間が出来上がったと思います。
ご家族みなさまで素材の経年変化なども楽しみながら
にぎやかにお住い頂きたいと願います。
これからも末永いお付き合いを宜しくお願い致します。
2012.05.01
内部の木工事・仕上げ工事と並行して行っていた外部の塗装が完了しました。
まずは外壁全体を高圧洗浄して、既存外壁の汚れなどをしっかり落とします。
サッシ交換などで新しくモルタルを塗った部分には、既存の塗装パターン
(凹凸)に合わせて弾性リシン(砂状の骨材入りの塗料)を吹き付けます。
さらに微弾性フィラーをマスチックローラーで全体に塗って下地を作りました。
中塗り・上塗りは、弾性セラミックシリコン系の塗料で仕上げました。
玄関の軒裏は、レッドシダーの羽目板張りです。
外壁塗装後にも大坂常務と共に社内の検査を行います。
指摘箇所は是正を行い、足場を解体します。
増築でボリュームが増えたこともあり、重厚な外観となりました。
足場の解体後にはバルコニーのアルミ手摺及び屋根取付を行いました。
エコキュートも設置されました。
隣地とのスペースが狭いため、スリムタイプを設置しました。
次回はいよいよ内部の養生を剥した完成状態をレポートいたします。